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『気持ち悪い』
『アタマ痛い』
『フラフラする』
『吐き気が・・』
初めてのときは、そのツラさで、
死ぬかと思いました。
「まだ経験したことない」
という人は、一生経験しなくていいと思います。
しかし、
そもそも二日酔いはなにが原因なんでしょう?
あなたは知ってますか?
かんたんに言うと、
一時的な水と栄養の不足によって、本来分解されるはずの有害物質が十分に分解されずなかった結果、起こる現象
です。
人のカラダは、アルコールを摂取すると、それを分解しようとします。
その分解の過程でアセトアルデヒドやアデノシン、乳酸などの物質が発生するんですね。
これらの物質が、
アセトアルデヒド:毒性がある
アデノシン:血管を拡張する
乳酸:筋肉に溜まる
などの性質を持つため、
頭痛や吐き気、だるさや筋肉痛につながるんです。
健康な状態であれば、これら物質はすぐに分解されて無害化されます。
ところがお酒を飲み過ぎると、その分解に必要な栄養素が不足し、
その分解速度も追いつかなくなるんですね。
そうして、これらの物質が体内に残った結果、
「二日酔い」ということになります。
つまり、二日酔いを治すには、
十分な栄養や水をとり、これらの物質を分解&排出してしまえばいいんですね。
二日酔いを効率よく、最短で治すには、その状態に合わせた対応が必要で、
状態は大きく
・動けない
・動けるけど、食べれない
・動けるし、食べれる
の 3 段階に分けることができます。
このうち、最も厄介なのが 1 つ目の『苦しすぎて、動くのも嫌だ』という状態。
私がこれを経験したのは 3 回でしたが、いずれも死にそうでした。
ちなみに、その内の 1 回が過去最悪の二日酔いで、
大学 4 年の秋、スキーサークルの同期 20 人+コーチの、計 21 人が私の家で飲んだときのこと。
知ってる人は知ってますが、
スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツの業界ってかなり飲むんです。
それは私たちも同様で、開始 30 分ほどで場は大騒ぎ。
大変なことになってました。
学生のノリなので、場を盛り上げるためのゲームがあり、
もちろん、負けた人には「お酒をコップ1杯イッキする」罰ゲームが待っています。
私は当時「飲めるキャラ」という立場だったので、自然と罰ゲームのお酒も濃いものが・・
しかも、飲めば飲むほどゲームに負けるので、記憶がなくなるまで、それほど時間はかかりませんでした。
結局、開始 2 時間ほどで私は記憶をなくし、酔いつぶれたようです。
そのつぶれる瞬間は、
罰ゲームで、仁王立ちで焼酎ボトルをイッキ
↓
ゴックン
↓
5秒ほど固まって
↓
そのまま『ダーー』っと吐き出す
というザマだったとか。
「マーライオン」と呼ばれるようになったのは、これがキッカケです。
いやー、ホント迷惑かけてますね。
それまでも、それからも、飲み会で何度も記憶をなくしてますが、
この翌日の二日酔いは過去最悪でした。
まず、目が覚めても起きれないんです。
カラダが動かないんですね。
『あ、これホントにヤバいかも』と思ったのは、これとノロウィルスに感染したときだけです。
そんなときは、どうするか?
順番に見ていきましょう。
「動きたくない」じゃなく、「動けない」。
普通に生活してる人なら経験しないと思います。
ですが、もしなってしまったら・・
動けるようになるまで、寝る
これがベストです。
とにかく、しっかり呼吸しつつ寝ましょう。
酸素を取り込むことで、アセトアルデヒドや乳酸は分解されます。
窒息を防ぐため、顔は横に向け、ひたすら寝て下さい。
暫く寝て、「動きたくないけれど、カラダは起こせる」レベルまで回復したら、
少し我慢しつつ、水をたくさん飲みましょう。
胃に残ってるお酒があるなら、吐いてしまった方がいいですよ。
それから、汗をかくように暖かくして寝ます。
「起きてるのもツラい」という状態でなければ、
次の『動けるけど、食べれない』の対応方法を取ってみて下さい。
「飲んだり、部屋を歩き回ることは出来るけど、食べ物は無理」という状態であれば、
水ではなく、ハイポトニック飲料を作って、たくさん飲みましょう。
ハイポトニック飲料とは・・
一般的なスポーツドリンクよりも、水分の吸収率が高いスポーツドリンク。
市販品では、アサヒ「スーパーH2O」、明治「ヴァームウォーター500」、味の素「アミノバイタルウォーターチャージ」が有名です。
ポカリやアクエリアスなどの一般的なスポーツドリンクは、アイソトニック飲料といわれ、人の体液と近い濃度で作られています。
しかし、激しく発汗した後や二日酔いの後など、水分が失われてる状態では、水分補給の効率が悪いんですね。
そこで生まれたのが、浸透圧を下げた(人の体液より薄い)ハイポトニック飲料。
カラダから大量に水分が失われた状態でも、効率よく水分が補給できます。
もちろん、コンビニまで買いにいく余裕はないでしょうから家で作りましょう。
レシピ・作り方は以下のとおり。
(あくまで二日酔い用)
・水:2リットル
・塩:4g(小さじ2/3くらい)
・砂糖:30g(小さじ10杯)
以下、あれば。
・クエン酸:1g
・レモン果汁:小さじ4杯
以上を、よく混ぜる。
これをたくさん飲んで、それからお風呂に入りましょう。
シャワーじゃなくて、湯船につかって下さい。
体温を上げることで、代謝効率を上げ、アセトアルデヒドやアルコールの分解&排出の効率アップが目的です。
トイレの回数も増えるので、これで一気に楽になりますよ。
ここまで出来たら、元に戻るのは早いです。
次は、お腹がへってくるはずなので食べましょう。
このくらいが、一般的な二日酔いの症状ですね。
食欲があるのであれば、栄養補給ができます。
ハイポトニック飲料を飲むのと合わせて、“汗をかくもの”を食べましょう。
オススメはカレーです。
栄養価が高いのと、香辛料によって代謝が上がるので、食べてしばらくすると楽になります。
香辛料に含まれるウコンも関係してるのかもしれませんね。
その他、
・みそ汁
・素うどん
などの熱い汁物も二日酔いのカラダに染みわたります。
体調に合わせて、少しずつ食べてみて下さい。
また、筋肉痛がある人は軽く運動するのもアリですよ。
乳酸の分解に必要な酸素を取り込むように、深呼吸しつつ歩いてみて下さい。
二日酔いから回復するコツは、なんといっても『入れて出す』。
これに尽きます。
水分と栄養をたくさん取り、汗をかき、トイレで出しましょう。
その頻度が多ければ多いほど、回復が早くなります。
歯磨き
二日酔いの気持ち悪さは、歯磨きで口内をスッキリさせることで、かなり改善されます。
オススメですよ。
☆ヘパリーゼ
ゼリア新薬の “ヘパリーゼ”。
主成分は肝臓水解物で哺乳動物の肝臓(レバー)を消化吸収しやすいように分解したものです。
肝臓の新陳代謝を活発にする事により滋養強壮効果を発揮するそうなんですが、、
これ、めちゃめちゃ効きます。
(ウコン系は当日に飲んでも全く効果がないので注意)
飲み会の多い大学生にとっては、間違いなく最強のアイテムの一つに数えられます。
例えるなら、ドラクエ3の『光の玉』でしょうか。
「今日は激しくなるな〜」という飲み会前と飲み会後に飲むと、そもそも二日酔いになりません。
液体タイプより錠剤タイプがオススメですよ。
Amazonで100錠1000〜1500円ほどですし、「よく飲む」という人は持っておいて損はありません。
酔っぱらって真冬の東京の川で泳いだり、
それで「溺れてる!」と警察呼ばれたり、
ゴミの中に寝てたり、
「ママーあの人何してるの?」「しっ!見るんじゃありません」なんて漫画のようなことを言われたり、
先輩や同期に介抱されたり、
人にゲロ吐きかけたり、
スーツをダメにしたり、
部屋を汚したり、
部屋を破壊されたり、
挙げ句の果てに粗相して、
二日酔いで翌朝の仕事に出れなかったり・・と、
数えきれないほどの失態を犯してきた私が言うのもなんですが・・
お酒の楽しみ方は酔って騒ぐだけじゃありません。
美味しい料理と組み合わせたり、
お酒を味わい、一人でゆっくり考えたり、
相手と深い話をしたりするのも、お酒の楽しみ方です。
私は今は、純粋にお酒が好きなので、
美味しいカクテルを作り、
「お酒が好きじゃない」という人に、
「美味しい!これ好き!」と言わせるのにハマってます。
そう、お酒は楽しいんです。
たまに記憶を無くすほど飲むのもいいですが、
それ以外の楽しみ方も知っておいて欲しいと思います。
そして最後に、ホントにどうでもいい話なんですが、、
ふざけてでも、
ケツにお酒を入れるのは止めましょうね。
直腸って吸収率が異常に高いので、
下手したら死にます。
先日の二日酔いで学生時代の想い出がフラッシュバックしましたが、、
いやー、あれは酷かった。
「面白そう」
だと思っても絶対に止めて下さいね。
ホントに。
それでは。
ちなみに、お酒をもっと楽しみたい人はこちらの記事もオススメです。
「酒に弱い」という人も読んでみてください。
▼いざというときの「命の一杯」
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