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貯金箱のコンクールで入賞するためのポイントは、
4 つあります。
それは、
▷面白い仕組みがある
▷外見のクオリティが、とにかく高い
▷季節、時代の流行に沿っている
▷メッセージ性がある
というもの。
ただ、
この 4 つ全てを満たす必要はなく、
低学年( 1,2 年)では 1,2 つ、
中学年( 3,4 年)では 2,3 つ、
高学年( 5,6 年)では 3,4 つを満たしていれば、入賞できます。
例えば、
私が入選した時に作った貯金箱を紹介すると、
▷ 1 年:観覧車
4 つのカゴにお金をいれる。
お金が入ると、回転する。
【満たしているポイント】
面白い仕組み、の 1 つ。
▷ 2 年:カブトムシ
カブトムシの背中からお金をいれる。
お金が入ると、ツノが動く。
【満たしているポイント】
面白い仕組み、カブトムシ(夏)という季節性、の 2 つ。
▷ 4 年:ひまわり
ひまわりの鉢植えにお金をいれる。
お金が入ると、ひまわりが回って開く。
【満たしているポイント】
面白い仕組み、ひまわり(夏)という季節性、外見のクオリティ、の 3 つ。
▷ 6 年:コップを持つ男の子
水の入った(ように見える)コップにお金をいれる。
お金が入ると、コップを大切に抱きしめる。
【満たしているポイント】
面白い仕組み、水不足(夏)という季節性、「水とお金は大切に」というメッセージ性、の 3 つ。
というものでした。
私はギミックが好きなので、
“面白い仕組み”を必ず入れましたが、
他の入賞作品はそうでないものが、ほとんど。
なので、別になくても問題ないかと思います。
また、
電子制御や特殊なパーツなどは、使わない方がいいですね。
その理由は、
一般家庭にはなく、一般的な子供は使えないから。
どこの家にもあり、誰でも作れるものを、
アイデア一つで形にする。
そういうところが、入賞のポイントだと感じます。
ちなみに、
上で紹介した 4 つは、いずれも、
紙粘土、ペットボトル、ストロー、割り箸、プラコップ、石けんの空き箱などから、作られてます。
ただ、
これらのアイデアを子供が全くのゼロから考えるのは、少し大変です。
当然、
「私が手伝おう」
という親もいるでしょう。
その場合、以下のことに注意して下さい。
▷直接、アイデアを出さない。
▷直接、作る手伝いをしない。
というのも、
夏休みや冬休みの宿題にある、自由研究や工作とは、
子供の考えるチカラを付けさせ、
作品の”完成”を通して、一種の成功体験を得るためのもの。
親がそれをやってしまっては、
意味がありません。
それじゃあ、
親の役割はなんなのか?
私は、
子供が自分で考え、完成まで続けられるように”導くこと”、
だと思っています。
具体的に言うと、
▷図鑑片手に、自然と触れるイベントに参加する。
▷企業が公開している見学ツアーに参加する。
▷一緒に植物を育てる。
など、
考える元となる情報を、
体験を通して学べるようにしてあげることや、
または、
子供が自分で考え、最後まで続けるように、
「◯◯が好きなもので、夏といえば、何?」
「新聞やテレビでニュースになってるけれど、◯◯はどう感じる?何が大切だと思う?」
「どうやったら、上手くいく?」
と、質問してみることですね。
自分でアイデアを考え、自分で作ってみる。
それくらい、子供は放っておいても、一人でやります。
しかし、
そのアイデアの元となる“機会”を作ることや、
投げ出したい状況の“整理”は、難しい。
ならば親が、
その”機会”を提供し、
状況を”整理”するサポートをしてあげれば、
いいんじゃないでしょうか。
そうすることで、
きっと、いい貯金箱ができあがりますよ。
それでは。
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