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3 月の下旬 〜 5 月の中旬にかけて、地上 2 メートルほどの高さをとんでいる、体長 2 cmほどの ” クマバチ ” 。
近寄ってくる虫や、鳥、人まで追いかけ回してくるので、怖いですよね。
だけど、大丈夫。
春先に追いかけ回してくるのは、オスのクマバチ。
そもそも針をもっていないため、刺されることはありません。
とはいえ、なぜ追いかけて来るでしょうか?
クマバチのオスが、他のハチや鳥、人や、ときには車まで追いかけるのは、2 つの習性によります。
それは、
▷縄張り行動
▷メスの確認
です。
他のオスが、自分の縄張りに入って来ないようするためと、
相手がメスのクマバチか確認するために、追いかけるんですね。
ちなみに、追いかけた相手がメスだった場合、そのまま交尾します。
オスは針をもたないけれど、メスは針をもっている。
そして卵を産んで、増える。
“ハチだから”という理由で、「駆除しなきゃ!」という人もいるかもしれませんが、
それは不要です。
というのも、
クマバチは「大きめの体長・警戒色・大きい羽音」と、恐れられる特徴をもっていますが、実はとても温和なハチなんです。
メスでも、手で掴んだり、巣を脅かす(おびやかす)ことがなければ、まず刺しません。
また、ミツバチやスズメバチのように集団で行動するわけではなく、クマバチはそれぞれが単独で行動します。
そのため、「玄関の中に巣を作られた」ということでも無い限り、駆除は必要ありませんよ。
(木材を使用して巣作りするため、たまに家に作ることがあります)
クマバチは、別名” Carpenter bee “と言われます。
直訳すると、” 大工バチ “ですね。
この名前の通り、巣作りがとても上手く、各部屋の仕切り(壁)まで作るほど。
直接、巣に触ると刺されますが、眺めている分には、なんの問題もありません。
せっかくですから、巣を探し、たまに観察してみてはどうでしょうか?
世代を超えて同じ巣を使うため、毎年観察できますし、
面白い発見があるかもしれませんよ。
それでは。
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