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「水はけが悪い」と言っても、どの程度を意味するのか分かりませんよね。
私が、こどもの頃 〜 10 年ほど、祖父の畑を手伝っていた経験から言うと、次の場合は『水はけが悪い』と言えます。
参考にしてみて下さい。
▷水をまくと水たまりができる
▷雨が降って 3 日ほど経っても、耕すと鍬(くわ)にベッタリと土がつく
このような土では、植物にとっても息が詰まりやすく、また根がしっかりと伸びてくれません。
水はけを良くするための、対策が必要です。
それでは、水はけが悪いのは、なぜなのか?
かんたんに言うと、土のなかに水が通るための隙間がないことが、原因です。
そして、土のなかに隙間がない理由は、
▷耕しが足りない
▷土質の問題
のどちらか、と言えます。
【耕しが足りない場合】
水はけが悪い理由が、 “耕しが足りないため” であれば、耕すことで解消します。
具体的なチェックポイントとしては、
・フワッとした土になっているか?
・ゴロッとした土塊(つちくれ)が転がっていないか?
で、
フワッとした土になっていない、ゴロッとした土塊が転がっているのであれば、耕しましょう。
それだけでも、水はけが改善されます。
【土質の問題の場合】
上記のチェックで、両方とも当てはまらない場合、土質の問題です。
・畑の土に赤土や粘土が多い
・砂より細かい土が多い
のいずれかの場合、水はけが悪くなります。
改善するには、土に “くん炭” か “目の粗い砂”、”牛糞・豚糞堆肥” を混ぜて耕し、高畝(たかうね)を作るようにしましょう。
(堆肥は熟成済みのものを選ぶ)
くん炭や砂、堆肥を入れることで、土のなかに隙間ができます。
また、畝を高くすることで、空気に触れる面積が増え、水が抜けやすくなりますよ。
これらの対策は、本来であれば野菜を植える前にやることです。
しかし、家庭菜園だと「植えた後に気付いた」ということも、少なくありません。
その場合は、「野菜を植え替える」なんてことはせず、根っこの周りの土のみ、水はけを良くしてあげましょう。
それだけでも、十分効果があります。
ただ、一度は土を耕すことになるため、根を傷つけないように注意して下さい。
根が傷つくと、枯れる可能性があります。
根の広がる範囲が分からなければ、広がる葉の少し外側にしておけば、大丈夫ですよ。
ナスやネギなど「中耕」が可能な野菜は根を切ってしまってもOKです。
(秋ナスや秋トマトはあえて根を切りますし)
その場合、耕した後に肥料を多めにあげましょう。
また耕すのは、晴れと気温の高い日が続く時に。
それでは。
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