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全体を直すのではなく、一部だけ直す方法をご紹介します。
▷すそが落ちてきた時。
浴衣がたるみ、すそが落ちてきたときは、下前▷上前の順で引っぱり上げ、腰紐の上へ。
その後、襟先を横に引っぱり整えます。
「どうしても落ちてくる」という場合は、帯の下を引っ張り上げ、安全ピンで留めるという方法もありますよ。
また、そもそも浴衣が「緩まない・着崩れしない」着付けのコツがあります。
浴衣を着る前に、押さえておきたいですね。
▷浴衣を着る前に、腰回りにタオルを巻いておく。
魅力的な「腰のくびれ」をあえて消し、寸胴(ずんどう)体型にしてしまいましょう。
こうすることで、帯が緩みにくくなります。
タオルが汗を吸ってくれるので、浴衣も汚れにくくなりますよ。
▷帯の下をしっかり締める。
帯の上は緩んでも大丈夫ですが、帯の下(腰骨に当たる部分)はしっかり締めましょう。
▷浴衣と結び目の間に、たたんだタオルやハンカチを挟む。
上で紹介した、「帯がゆるんだ時」の対処法です。
最初からやっておくことで、浴衣と帯の隙間がなくなるため、着崩れしにくくなります。
さらに、浴衣を着ているときの「姿勢と仕草」を変えるだけで、着崩れが起こりにくくなるようです。
背筋を伸ばした「姿勢」、ゆっくりとした「仕草」を心掛けてみましょう。
歩くときも、歩幅と手の振り幅を小さく、です。
普段の自分とは違う、『優雅な自分』になりきってみると良いかもしれませんね。
夏の夜によく映える、浴衣。
着こなすコツを覚え、「今年だけ」とは言わず、来年も再来年も楽しんでみて下さい。
それでは。
浴衣に似合う、サンダルや草履。
もし、鼻緒(はなお)のズレが心配であれば、こちらを合わせて読んでおいて下さい。
かんたんな方法で、靴擦れを避けることが出来ますよ。
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