[/pc] [nopc] [/nopc]
一般的に「お盆」と言われるのは、8 月 13 日 〜 16 日までです。
お墓参りは、この間に行きましょう。
また、地域によっては 13 日に「迎え火」でご先祖様を迎え、16 日に「送り火」でご先祖様を送り出す、というところもあるようです。
「迎え火」はご先祖様が戻ってくるときに、「送り火」はご先祖様が帰っていくときに、道を迷わないように焚くもの。
「迎え火」と「送り火」をやるには、次のものを用意します。
「迎え火」は、以下の手順でやりましょう。
▷ 13 日の夕方、お寺で火種をもらってくる。
▷墓参りへ行く。
▷墓参りが終わったら、その場で提灯(ちょうちん)に火を灯す。
▷火を消さないように持ち帰り、仏壇のロウソクに火を移す。
▷玄関や門の入り口で、「おがら」を焚く。
仏壇に灯した火は 16 日の「送り火」まで消さないようにし、毎朝、水や食べ物をお供えします。
(長時間ロウソクなら、1本25時間保つようです)
また、キュウリを胴体とした “馬”、ナスを胴体とした “牛” を作り、盆棚の上(または仏壇)に置きましょう。
この “馬” と “牛” は、ご先祖様を乗せてきた、ご先祖様の「足」です。
「送り火」に、再びご先祖様を乗せるまで、休んでもらいます。
「送り火」については、特別な作法はなく、
▷ 15 日か 16 日の午後に、玄関か門の入り口で「おがら」を焚くだけ、です。
ただ、来年の再会の願いを込め、送り出すのが良いとされます。
墓参りの前だけでなく、お墓は日常的に綺麗にしたいもの。
実は、その掃除はかんたんです。
・バケツ
・スポンジ
・歯ブラシ
・雑巾
・軍手
を用意し、以下の順番で掃除しましょう。
▷お墓の周りのゴミを拾う。
▷お墓の周りの草をとり、伸びすぎた木の枝を切る。
▷墓石の上から水をかけ、砂やホコリを落とし、汚れを柔らかくする。
▷スポンジを使い、全体の汚れを落とす。
▷彫刻文字の部分は、歯ブラシを使い、汚れを落とす。
▷雑巾でカラ拭きする。
車通りの多いところで、排気ガスなどで汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を薄めて使います。
ただし、すすぎはしっかりとやりましょう。
洗剤が残っていると、墓石が痛みます。
勘違いしてる人も多いのですが、墓の掃除・墓参りでは、次のことは控えましょう。
▷磨きの墓石にタワシを使う。
墓石に傷が付き、カビなどが発生しやすくなります。
▷「故人が好きだったから」と墓石にお酒をかける。
墓石が痛みます。
水以外はかけないようにしましょう。
▷食べ物・飲み物をお供えして、置いていく。
野生動物が荒らしにきます。
お供えした後は、持ち帰りましょう。
意外と知られていないのですが、
実は、お墓というのは「ご先祖様の住処」ではなく、悟りを表現した「仏の象徴」。
つまり、「お墓参りをする」というのは仏様を拝むことと同じで、
「この日に参ればいい」や「この日は参ってはダメ」なんてことはないんですね。
ただ、日々の生活に追われ、故人への感謝を忘れる人が増えたため、それを思い出す目的で “お盆” という特別な日が作られました。
もし、あなたが普段「忘れている」というのであれば、この時期だけでも、しっかりやりたいものですね。
それでは。
▼目を疑う線香をどうぞ(※食べられません)
ドロップのような線香です。
LEAVE A REPLY