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今まさにこぼしてしまい、「どうしたらいいの!?」という人へ。
まず以下の順序で行動しましょう。
そして落ち着いてから、記事の続きを読んでみてください。
▷キーボードの上に残っている飲み物を拭き取る。
▷電源コードを抜く。
▷電源を落とす。落ちない場合は強制終了。(左上のリンゴマークの中の “強制終了” を選択、または電源ボタンを 10 秒押す)
▷MacbookAirを少しだけ閉じて後ろに傾け、ディスプレイとスクリーンのつなぎ目後部の隙間から、内部に入り込んだ水分を排出する。(右側を下にしないように気をつける)
▷残った水分をタオルで拭き取り、隙間に向かってドライヤーを 20 分ほどあてて、乾かす。(冷風なら近くから、温風なら離して)
▷完全に乾くまで、1 ~ 2 日ほど風通しの良い場所に放置する。(直射日光は当てない)
▷除湿剤・乾燥剤とMacをビニール袋に入れ、1 週間 ~ 1 ヶ月ほど放置する。
1 ~ 2 日の放置が終わるまでは、電源ボタンを押さないでください。
最悪の場合、ショートして完全に故障する可能性があります。
ドライヤーでの乾燥までできたら、続きを読んでくださいね。
さて、少し落ち着いたでしょうか。
処置した後は、しばらく待つしかありません。
待ってもダメなら、修理ですね。
ちなみに、こぼしたモノと、こぼした場所によって、PCへの影響度合いが変わります。
具体的にどう変わるかというと、以下のとおり。
▷こぼしたモノ
・水、お茶(ストレート)、コーヒー(ブラック)など ⇒ 完全に乾けば、問題なし。
・お酒、コーラ、ジュース、その他糖類・塩分が含まれるモノ ⇒ 乾いても糖や塩が残るため、電子機器に影響が出る恐れあり。少なくとも、PCの寿命は縮む。
▷こぼした場所
・キーボード左側 ⇒ 排熱ファンやネット接続、USB、イヤホン、ディスプレイ、スピーカーなどに影響が出る可能性がある。
・キーボード中央上部 ⇒ CPU、SSD、ネット接続などに影響が出る可能性がある。
・キーボード下部 ⇒ ほとんどバッテリーが占めるため、影響は少ない。
・キーボード右側 ⇒ 電源ボタンが動かず、電源が入らない可能性がある。
・トラックパッド周辺 ⇒ なかなか水が入らないため、影響は少ない。
ちなみに、私がこぼしたのは “コークハイ” (コーラはノンシュガー)。
こぼした場所は、“キーボード中央 ~ 左上” にかけてです。
その結果、どうなったか?
詳しい状況を記載しておきます。
私がお酒をこぼしてしまった直後、発生した現象は以下のとおりです。
・こぼした 1 秒後くらいに「ジュワーーン」という音が聞こえてきた。
・USBが認識されなくなった。
・WIFIネットワークが切れた。
・電源を落としたら、点かなくなった。
・と思ったら、ファンは回っている音はする。ディスプレイのみ映っていないらしい。
聞いた瞬間『ゾッ』とした「ジュワーーン」という音は、おそらく排熱ファンによるものでしょう。
USBが認識されなくなったのと、WIFIが切れたのは、画面右上の表示で確認できました。
また、乾かす前に電源を入れてはいけないのですが、気が動転していたせいか入れてしまいました。
幸い、故障はしなかったようです。
こぼれていたのが “電源ボタンのある右側” だったら、アウトだったかもしれませんね。
ただ、ディスプレイが映らないため、再び強制終了し、「ドライヤー&風通しの良い場所に放置」することに。
放置して 2 日後、恐る恐る電源ボタンを押してみると、正常に起動しました。
動作を見る限りは問題なさそうだったのですが、大事をとってビニール袋に除湿剤とともに入れ、2 週間置きました。
今では、こぼす前と同じように使用できています。
ちなみに、飲み物をこぼしてから復旧後、初めてMacを起動したときは、ネットが繋がらない可能性があります。
もし、WIFIのアイコンが “×” になり、「ハードウェアなし」と表示されている場合は、以下の手順で『PRAMクリア』と『SMCリセット』を行いましょう。
▷PRAMクリア
・コンピュータを起動(起動中の場合は再起動)する。
・システム起動時の画面が黒いうちに “Command + Option + P + R” を押し続ける。
・再び起動音が鳴るが、キーは押し続けたまま。さらにもう一度起動音が鳴ったらキーをはなす。
・起動後の画面でWIFIの状態を確認。
音量・照明などの設定が初期化されるため、大きな起動音が響きます。
静かな場所での実行は注意しましょう。
▷SMCリセット(MacBookAirバッテリー取り外し不可)の場合
・システムを終了し、電源コードをつなぐ。電源が供給されている状態にする。
・ “shift + control + option” を押しながら電源ボタンを押す。
・上のボタンを全て同時にはなす。
・再び電源ボタンを押してシステムを起動させる。
以上を実行することで、ネットへの接続障害は解消します。
もし、これで解消できない場合は、修理が必要でしょう。近くのApple直営店に連絡してみてください。
修理は「診断料:8500円ほど、修理代:34,500円ほど、その他パーツ代」がかかるそうです。
購入保証があれば、診断料は無料になりますよ。
今回は本当に焦りました。
幸い復旧できたから良かったものの、故障していたら目も当てられません。
今回の件を踏まえて、以下、反省点。
みなさんも、本当に気を付けてください。
「覆水盆に返らず」ですよ。
それでは。
ためになる記事ありがとうございますー。
ちなみに1枚目の写真と2枚目の写真では下にしてる側面が逆みたいですがどちらが正解でしたか?
分からなかったのでとりあえず逆さまにしましたが…。
>>平野さん
指摘頂き、ありがとうございます。
2枚目が正しいです。
1枚目は撮影用に右を下にしていますが、
MacBookは電源ボタンが右上にありますので、もし内部に液体が残っていた場合『液体が電源パーツ周辺に移動→ショート』となる可能性があります。
そのため、「液体を抜く時」と「乾かす時」は左側を下にしてください。
どちらが正しいか、本文中にも注記しておきますね。
ブラックコーヒーこぼして電源落とさず拭いたりしました
何もおかしいことがなかったのでなめてました
数日後「る」のキーが反応しないことに気づき…
句点とピリオドが打てない!?メアドの入力すらできない……
修理代バカにならないしまだ悩み中です
>>SODAさん
災難でしたね…
キーが反応しないくらいなら、完全に乾けば直る気がします。
乾燥剤いれて、置いといてみて下さい〜
はい。
取り敢えず画面上のキーボードで対応することにしましたが、しばらく使いません(>_<) (スマホより返信してます)
ありがとうございました!
ちなみに、私の知人は同じようにMacbookAirにコーヒーをかけ、「”電源”と”内側カメラの配線(?)”が壊れてる」と診断されました。
ただ、予算の都合もあり(カメラ関係は高いそうです)、『使うこともないから良いや』と”電源”部分だけ修理したのですが、その半年後にたまたまSkype経由で起動したら普通に使えてたそうです。
PC内の水分が完全になるなるには時間がかかりそうですし、気長に待ってみるのも良いかもしれません。
ちなみに、もしキーボードの部分だけの不都合であれば、外付けの無線キーボード使ってみるのも良いですよ。
ロジクール製ならAmazonで2000円くらいですし、直ってからも意外と便利です。