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「一人暮らしで引越ししたけれど、住民票は地元のまま」
大学生や新卒の社会人だと、こういう人が多いんじゃないでしょうか?
そんな人は、今週末にでも住民票の移動手続きをとりましょう。
じつは、「引越しをしたときは住民票も移動させなくてはいけない」と法律で決められているんです。
(参照:住民基本台帳法第22条)
ただ、「どんな場合でも必ず住民票を移転しなくてはならない」というわけでもなく、
・ 1 年未満の引っ越し
・生活の拠点が変わらない(学生が卒業後に実家に戻ると決まっている、など)
という場合は、住民票を移動しなくても良いこともあるようです。
大学生の多くが住民票を移さないのは、こういう理由があるんですね。
とはいえ、引っ越し先に住民票がないと不便なことも多いもの。
卒業後、実家に戻る予定がない人なら住民票の移動は義務ですし、そうでない人も移動しておくことをオススメします。
住民票を移さないメリットはほとんどありませんが、デメリットなら以下のようなものがあります。
・引越し先での選挙権がない
・運転免許証の住所変更ができない⇒更新も旧住所で(ゴールドを除く)
・各種証明書(住民票、所得証明書、印鑑証明書など)の発行を旧住所の役所で行うことになる
・確定申告先が旧住所を管轄する税務署になる
・市区町村の福祉サービスが受けられないことがある
・車やバイクを購入する際、旧住所のナンバーになる
・クレジットカードなどの契約時、手続きが面倒になる
・会社を辞め、国民健康保険に加入する場合、旧住所の役所で発行してもらうことになる
ぶっちゃけ、いろいろ厄介です。
住民票の移動手続きは難しくないので、出来るだけ早くやっておきましょう。
住民票を移すには、以下の順序で行います。
①旧住所の市・区役所に「転出届け」を提出し「転出証明書」を発行してもらう。
②新住所の市・区役所にて「転入届け」と「転出証明書」を提出する。
たったこれだけです。
簡単ですよね。
「転出届け」と「転入届け」は各役所の窓口においてあります。
印鑑が必要になることがあるため、忘れずに持っていきましょう。
また、あなたの旧住所が遠方だった場合、
・郵送で発行してもらう
・家族に代わりに発行してもらう
のいずれかによる転出届けの発行が可能です。
郵送で発行する方法と申請書のレイアウトは各役所のホームページに載っています。
ほとんどは無料で発行してくれますが、場所によっては 1 通 300 円程度かかることも。
その場合、定額小為替(ていがくこがわせ)で払うことになるため、郵便局で購入しましょう。
また、家族に代わりに発行してもらう場合は “委任状(いにんじょう)” が必要になります。
こちらで記入し、押印した上で家族に送ることになるため、少し手間がかかりますね。
郵送で済ましたほうがラクでした。
住民票の移動は、原則、引越しした日から 14 日間以内に行う必要があります。
14 日間を過ぎてしまうと、数千円 ~ 最大 5 万円の過料(かりょう)といわれる罰金を科されることも。
ただ、数か月 ~ 1 年くらいの遅れなら過料を科される可能性は低く、窓口の担当者に怒られるくらいで済みます。
(実際に私が大学に入学した時、半年も転入手続きを忘れていたのですが、怒られるだけで済みました)
そのため、遅くなった場合でも、ちゃんと提出しましょう。
そして大人しく怒られてください。
くれぐれも、「手続きが遅れたなら転入の日付を変えればOKでしょ」なんてことはしないで下さいね。
届出の虚偽記載は「公正証書原本不実記載罪」という犯罪行為になるため、見つかった場合は ” 5 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金” の刑事罰(前科)が科されます。
シャレにならないので、絶対にやらないように。
引越しの後片付けに追われて、つい後回しになってしまいがちな、住民票の移動。
忘れずにやってくださいね。
それでは。
ちなみに、引っ越したときは免許の住所変更も必要です。
その手順と期限についてまとめました。
合わせて読んでみてください。
▼関係ないけど、めっちゃカワイイw
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