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まずは偽名を使っても問題ないパターンから。
Twitterなどを代表とするSNSは、偽名を使っても構いません。
中でもFacebookやGoogle+、Linkedinは実名性のサービスですが、本名でなくてもOK。
電話番号さえ複数用意できれば、好きな名前で登録可能ですよ。
「気になる人のプロフィールをのぞきたい」
「だけど “友達かも?” に表示されるのはイヤ」
なんて人がセカンドアカウントを取得するのに使ってたりします。
あなたも一度はみたことありませんか?
河合塾や駿台の模試で高得点をたたき出し、東大や京大のA判定をかっさらう “インセクター羽蛾” や “アプリコット・桜葉”、“内藤ホライゾン” などのふざけた名前を。
学校では怒られるかもしれませんが、模試などは偽名OKです。
どの学年にも、必ず一人はいますよね。
(※偽名の場合、たまに答案が返ってこないことがあります)
合コンで偽名を使うのはオッケーです。
最近では、合コン後にSNSから素性を知られたくない人が、“合コン用の偽名” を使う人も増えてるのだとか。
学生時代の合コン好きな同期は、4,5 つの名前を使い分けてました。
合コン同様、婚活でも偽名は問題ありません。
ただし、婚活パーティーなどを主催する団体が「本名での登録・参加をお願いします」としている場合、契約違反⇒損害賠償請求となる可能性もあるのだとか。
偽名で参加したい人は、注意して下さい。
近年、「会員登録してください」や「メールアドレスを登録してください」というサイトが増えてきました。
中には “不正な名前だと削除します” なんて書かれてるところもありますね。
しかし、ただ登録するだけなら偽名を使っても問題ありません。
郵便物を送る際、裏に自分の住所と名前などを書きますね。
住所や連絡先が正しく記載されている場合、ここで偽名を使っても問題ありません。
送り先が偽名の場合でも、住所さえあっていれば届きますよ。
(郵便局の人には迷惑ですが)
そして意外と驚かれるのが、こちら。
もしあなたが個人で事業をやる場合、本名でやる必要はありません。
最近は会社勤め以外の副業として、個人で事業を持つ方が増えています。
しかし当然、会社にバレるのは嫌ですよね?
そんなときは、ビジネスネームを使いましょう。
ビジネスネームとは、いわゆる事業用の名前。
有名人の芸名なども、その一種で、誹謗中傷を避けるなどの目的があります。
雇われの身ではない私は本名でやってますが、意外とビジネスネームでやってる人は多いですよ。
ちなみに、会社を起こす際の “登記” や 所得税計算の “確定申告” は本名でやる必要がありますが、「特定商取引に関する記述」などはビジネスネームでも構いません。
次に、偽名を使ってはいけない場合を紹介します。
こちらも覚えておくと、役立つかも?
あなたが会社に雇われて働く場合、偽名を使うのは “基本的に” NGです。
“基本的に” としたのは、意外と小さな会社ではバレないことも多いから。
企業が偽名の雇用者の年末調整を行ったとしても、税務署側から電話で本人と会話し、本人確認が取れれば有効ですし、
給与が手渡しだったりすると、本名が表に出ることがほぼありません。
また、「偽名で働いていたから給料が払われない」ということもないため、偽名で働く人が存在することも事実です。
しかしそれでも、偽名で働くのは、止めましょう。
というのも、ほとんどの企業は雇用時に身分証明書の提示を求めるため、バレます。
そして履歴書などに偽名を使うのは、「私文書偽造・行使罪」になりますから。
さらに、もし無事に働けたとしても、偽名がバレればあなたの信用は無くなります。
クビになることもありますし、次の就職にも支障をきたす可能性が高くなりますよ。
偽名を使うメリットより、バレた時のデメリットが大きいため、オススメしません。
どうしても職場で偽名を使いたければ、契約などの手続きは本名で行い、実際の業務は「通名でお願いします」という方法をとって下さいね。
公的に作成される文章も、偽名は使用不可です。
ぶっちゃけ、申請書自体は公文書でも私文書でもないため、偽名での記載は可能です。
しかし、偽名で登録してしまうことが違反にあたるため、登録は出来ないんですね。
また、登録後に発行されたこれらの身分証明書を勝手に書き換えた場合、公文書偽造や有印公文書偽造になります。
軽い罪とは言えないので、ご注意を。
ゆうちょや銀行の口座、クレジットカードなども偽名は使えません。
可能だったら詐欺が横行しますから、当然ですよね。
ただ、事業を立ち上げ、法人化している場合は、法人名義での作成が可能ですよ。
住宅の賃貸契約や、携帯電話の契約などは偽名で行うことができません。
偽名で契約した場合、有印公文書偽造に当たります。
大学入試や資格試験では、申し込み時に偽名を使うことは可能です。
ただし、受験後に身分証明書の提示が必要になるため、「偽名で受かる」や「偽名で資格を取得する」はほぼ不可能ですね。
また、TOEICでは試験当日に身分証明書のチェックがあるため、確実にバレます。
ちなみに、入試や資格試験では “名前” と “受験番号” の組み合わせによってチェックしているため、「偽名を使ったことで失格になる」ということはあまりないようです。
以上、偽名を使える場合と、偽名を使えない場合についてお届けしました。
偽名は、変身願望のある人にとっては、なかなか面白いツールになります。
あなたも 1 つ、持ってみてはどうでしょうか?
新しい自分に、出会えるかもしれませんよ。
それでは。
▼偽名が好きな人は、こういうアイテムも好きなはず(笑)
郵便局で働いていましたが、配達を行う郵便局は配達地域の全ての名簿データを記録・保存しています。(どこに誰が誰と住んでいるのか)
その名簿データの住所と名前が一致または存在していないと配達は行わず、差出人に返されます。ただし、存在していない場合や郵便局が把握していない場合は、対面での現地確認や「居住確認通知書」などを用いて調査します。(概ね1週間連絡がなれけば差出人に返されます。)
つまり、住所さえ合っていれば配達されるのは、厳密には違います。
ありがたいコメント、ありがとうございます。
じつは今年、偽名で活動している友人宛に年賀状を書いたのですが、3件のうち1件が「宛先が見当たりません」とのことで返送されてきました。
これはそういうことなのでしょうね。