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初心者向け スキーの板の選び方。長さやメーカーはどれがいい?

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初心者向け スキーの板の選び方。長さやメーカーはどれがいい?
この記事の所要時間: 1017

今シーズンは自分のスキーを買ってみたい。

だけど、その選び方が分からない

 

この記事では、スキー歴 10 年で講師経験もある私が、初心者のスキー板の選び方や注意点について、お届けします。

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目指す方向性は?

 

一口に「スキーの板」と言っても沢山の種類があり、

「絶対にこれが良い」という板はなかなか見つかりません。

 

そのため、主に 3 つの条件を元に、“今一番あなたに合っている板” を探していくことになります。

 

まずは、あなたが目指す “滑りのジャンル” から選びましょう。

 

ジャンルは主に、

・基礎

・レース

・レールやキッカーを使ったフリースタイル

・モーグル

・パウダーを含むフリーラン

の 5 つに別れます。

 

それぞれの特徴と板を紹介すると、

▷基礎

基礎スキーと言われる、『いかに斜面を効率よく滑るか』を追求するスキーです。

 

いわゆる「スキーが上手い」というのは、このジャンルを指します。

レース系の板から技術をフィードバックされて作られている板が多いものの、レースモデルに比べると扱いやすいものが多いですね。

2014_08_18_1_2

誰でも簡単にターンできるように、トップの幅が太く、センターは細め、テールはその中間という板がほとんど。

近年ではテールの形状が丸くなり、”ターンのつなぎ” が楽になっている板が増えています。

 

私がやってるのもこれです。

大会検定も多いですし、学生大会だと 4 ~ 6 人が同時に滑る団体演技なんかもありますよ。

 

▷レース

オリンピックやワールドカップで有名ですね。

競技スキーとも言われます。

コースにポールを立てて、そのポールの内側を『いかに早く滑るか』を競うスキーです。

2014_08_18_1_3

“ハイスピード” と “高負荷” に対応するため、基礎スキーのモデルに比べて板の幅が若干細く(または同じ)、そして固くなります

より攻めの滑りを求める基礎の上級者が使うこともありますね。

 

ただ、レース以外の初~中級者が選んでしまうと、板に振り回されて上手くなりません。

セカンドモデルやサードモデル(トップモデルの下位の板)は柔らかく扱いやすい板も多いため、そちらを選ぶのはアリです。

私も 1 本だけレースのセカンドモデルを使ってます。

 

▷フリースタイル

金属のレール(手すりみたいなもの)を滑ったり、キッカー(雪で作ったジャンプ台)を飛んだり、後ろ向きに滑ったりする、

かっこよさと芸術を追求するスキーです。

ソチオリンピックの “スロープスタイル” によって知名度が上がったんじゃないでしょうか。

2014_08_18_1_4

トップとテールの形状が同じ(ツインチップといいます)で、柔らかめの板が多いです。

 

また、通常の板はセンター部分が 5mm ~ 1cm ほど浮いているのですが、フリースタイル系の板は浮いてないことが多い(ロッカースキーといいます)です。

2014_08_18_1_7

浮きがないことで、トップとテールが上がりやすく、新雪(パウダー)やグシャグシャの雪でも滑りやすいというメリットがあります。

反対に、ターン始めのエッジグリップが弱くなるため、凍って固いアイスバーンなどは苦手です。

 

▷モーグル

初心者にはほとんど縁のないジャンル。

規則的に作られた深いコブを『いかに綺麗に、いかに早く降りるか』を競うスキーです。

ソチオリンピックで 4 位に入賞した上村愛子さんが有名ですね。

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フリースタイル系の板と似ていますが、基礎やレースのように “切って滑る” ではなく “ズラして滑る” ことが多いため、板のカーブがゆるい(ストレートに近い)板がほとんど

また、コブの中で変にエッジが引っかからないよう、板全体が細めで、トップとテールは丸いです。

 

国内では “ID one” というブランドが有名です。

何度か履いたことがありますが、意外と『基礎系でも使えるかも』という印象でした。

まあ、あくまで『かも』でしたが。

 

年をとってからのモーグルは、膝を痛めるためオススメしません。

 

▷パウダー・非圧雪を含むフリーラン

多くのレジャースキーヤーがこのジャンルにあたります。

ゲレンデ+αを快適に滑ることを目指したスキーですね。

2014_08_18_1_6

「ゆったり滑る」「疲れない」をコンセプトにしている板が多く、長く太いモデルが多数。

板の太さは、新雪(パウダー)での浮力や、グシャグシャな斜面での安定感に繋がります。

 

一方で、板が太くなるとエッジのグリップ力が落ち、固く凍った斜面での安定性は下がるのですが、

このジャンルの板はそのバランスがとても良いんですね。

 

「年に数回、週末だけ滑りに行って、疲れないうちに帰りたい」というのであれば、オススメです。

 

 

あなたが目指したい方向性は明確になったでしょうか?

 

ちなみに、複数のジャンルをを両立したいという人もいるでしょう。

例えば、

「基礎とレース」

「レースとパウダー」

などはよく聞きます。

 

そんな人のために、その中間の板も売られていますよ。

いわゆる “オールラウンド” というジャンルの板ですね。

 

ただ、それでも「レースとパウダー」のように両立が難しい場合もあります。

そんな時は、 “どちらかの中間の板” を選ぶより、”より扱いが難しい板” を選びましょう

 

柔らかい板よりも、固い板を。

短い板より、長い板を。

太い板より、細い板を。

 

というのも、

スキー技術の上達とともに、難しい板の扱いはできるようになりますが、板のポテンシャル自体はどうしようもないからです。

 

かつてスキースクールで働いてた頃、基礎スキー界のトップクラスの方から

「曲がらないものを曲げるのは簡単だ、しかし曲がるものを曲がらないようにするのは難しい」

と言われたことがあります。

 

私たちが変えられるのは、板に合わせた自分の技術だけ。

どちらにするか迷ったときは、より難しいものを選びましょう。

 

 

実力はどのくらい?

 

ジャンルが決まったら、自分の実力に合わせたモデルを探しましょう。

 

板のメーカーのホームページや、カタログなどを見てみると分かりやすいですね。

基本的に、トップモデルが先に紹介され、セカンドモデルやサードモデルは後です。

 

「自分の板が欲しい」という理由が、

「今までの板では自分の滑りについて来れないから」という理由であれば、トップ~セカンドモデルを、

「レンタルでなく、自分の板が欲しいから」という理由であれば、セカンド~サードモデルくらいがオススメです。

 

ちなみに、基礎スキーに限って言えば、

・SAJ 3 級 ⇒ 基礎のセカンドモデル

・SAJ 2 級 ⇒ 基礎のセカンド~トップモデル

・SAJ 1 級 ⇒ 基礎のトップモデル~レースのセカンドモデル

くらいが目安になりますよ。

 

 

長さを決める。

 

モデルが決まったら、次は身長をもとに長さを決めます

 

各モデルには 3 ~ 5 種類くらいの長さのバリエーションが用意されていて、

長さによって変化する部分は次の通りです。

回転半径

長いほうがターンの回転半径が大きく、大きく回ることになる。


滑走中の安定感

長いほうが滑走中の安定感がある。


操作性

短いほうがターンを操作しやすい。

 

基礎スキーフリースタイルではオールラウンドに扱うのであれば身長 - 0 ~ 5 cm」が目安です。

レースモーグル身長 + 0 ~ 5 cmフリーラン身長 +  5 cmくらい長いほうが疲れにくくなりますよ。

 

 

“スキーのジャンル”“現在の実力”“長さ” の 3 つ条件によって絞り込めば、

あなたに合った板を見つけることができます。

この 3 つをもとに探してみてください。

 

 

メーカーはどこがいい?

 

また、初心者が気になることとして、

「メーカーはどこがいい?」ということがあるかと思います。

 

確かに、各メーカーによって板の特徴は異なりますし、それによって滑りに差も出ます。

当然、スキーヤーの滑り方に合った板・合わない板というものも存在します。

 

しかし、結論から言ってしまうと、

初心者にとっては、どこのメーカーでも変わりません

 

上で紹介した「ジャンル」「実力」「長さ」に間違いがなければ、滑りの上達速度なども変わりませんよ。

 

もし、どうしてもメーカー選びにこだわりたければ、

“スキー場で見かけた上手い人の履いている板のメーカー” を選びましょう。

 

同じメーカーであれば、上の 3 つが変わっても同じような乗り味になります。

いずれは同じような滑り方に繋がっていきますよ。

 

 

背伸びしすぎない。

 

以上、初心者のスキー板の選び方についてお届けしました。

 

最後にこれだけは注意して!ということをまとめて終わります。

 

それは、板を選ぶときに背伸びしすぎないこと

 

スキーの初心者~初級者が陥りやすいこととして、

高くて良い板を履けば、上手く滑れる」と考えてしまうことがあります。

 

その勢いで、高いレース用やデモのトップモデルを買ってしまう人も沢山います。

 

しかし、これは間違いで、

上達しないどころか、下手すると骨折などの大ケガに繋がります

 

その理由は、

レース板やトップモデルの板は高速・高負荷に耐えるためにバインディング(ブーツと板を繋ぐ部分)が外れにくくなっているから

 

 

通常、スキー板は転んでもケガをしないように、一定以上の負荷がかかると自動的に外れます。

 

しかし、高速・高負荷下での使用を前提とされた板では、軽い負荷で外れてもらっては困るんです。

 

そのため、ちょっとした負荷では外れないようになっているのですが、

それは逆に「転んだ時に外れない」というリスクになります。

 

 

私もスキーを始めた 1 年目。

まだ初心者の頃です。

 

転倒してスキーが外れなかったために、足がねじり折れました

 

医者から骨が異常に頑丈なことを驚かれ、その上で

「こんなのよく折れたね」

「普通の人だったら、足がグチャグチャになってたよ」

なんて言われてます。

 

この例でわかるように、

「転んだ時に正しく外れない」というのが、初心者・初級者にとってはとても危険なんです。

 

少しの背伸びはプラスになります。

しかし、背伸びしすぎはマイナスです。

これだけは注意してください。

 

 

あなたのスキーライフが素敵なものになることを願っています。

 

それでは。

 

 

 

ちなみに、連休でも空いていて、ゆっくり滑れるスキー場があります。

初心者~上級者までの練習に最高ですよ。

連休でもリフト待ちなし!穴場な長野のスキー場』

 

 

スキー板のエッジは刃物みたいなもの。むき出しで持ち歩くわけにはいきません。

▼板ケースも忘れずに手に入れましょう!

サイズを間違えないように!

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