知っトク ナビたん

Read Article

介護が必要なお年寄りの外出、家族はどう対応する?

スポンサード リンク
介護が必要なお年寄りの外出、家族はどう対応する?
この記事の所要時間: 649

一人では買い物もできなくなったお年寄りの外出

迷子行方不明になったりと、家族は大変ですよね。

 

この記事では、自宅で同じような状況の祖父と暮らしている私が、

お年寄りの外出に対して家族が取るべき対応について、お届けします。

スポンサード リンク

 

あれもダメ、これもダメはNG。

 

歳をとり、介護が必要なほどになった、おじいちゃんやおばあちゃん。

 

カラダが弱り、自分で身の回りのことが出来なくなったとしても、

天気のいい日などは外に出たがるものです。

 

ところが、それを見ている家族にとっては、

お年寄りの外出は “悩みのタネ”

 

一緒に出かけるのも骨が折れますし、

独りで出かけさせても、

「車にはねられたら」

「迷子になったら」

「河に落ちたら」

「人の家に勝手に入ったら」

「お店の商品を勝手にもちだしたら」

などと不安は尽きません。

 

私の母のように、つい、

家族が心配するから、みんなの迷惑になるから外に出ないで!

勝手なことしないで!

行動を制限しようとする人もいるのではないでしょうか?

 

 

ところがそれでは、

“看る側” と “看られる側” のお互いにとってよくありません

 

お年寄りの行動を制限しようとすると、

それ以降の日々の世話がより大変になるんですね。

 

「あれもダメ、これもダメ」では悩みは解消しないんです。

 

1つの「楽」が、10の「苦」に。

 

独りで外に出てしまうお年寄りに対して、つい言ってしまう

「外に出るな」という言葉。

 

この言葉は、

お年寄りの「外に出たい」という行動の意思を否定します。

 

それによって、“お年寄りが独りで外に出る不安” は無くなり、

“看る側” の家族はラクになるかもしれません。

 

しかし、

自分でできることが少なくなったお年寄りが、数少ない “自分でできる行動” の 1 つを否定された場合

“自分自身の存在の否定” として捉えてしまうことがあります。

 

つまり、

「家族は私の死を望んでいる」

「こんな私は死んでしまったほうが良いのかもしれない」

と思ってしまうということですね。

 

 

一度そう思ってしまったお年寄りは、

家族にすらココロを閉ざし、より頑固になります

 

すると、円滑なコミュニケーションが取れなくなり、

いつもは問題なくできていたお風呂食事着替えなどで

「とつぜん怒り出す」

「いうことを聞いてくれなくなった」

などのトラブルが発生するんですね。

 

そうなると、

“お年寄りの外出” だけに悩んでいた頃に比べ、何倍ものストレスを抱えるようになります

 

 

私の家では、幸い私の子供(祖父にとっての曽孫)という緩衝材があったため、

一度は険悪になった関係も、なんとか解消しました。

 

しかし、他の家でも同じようにいくとは限りません。

 

それになにより、

大切な家族のひとりが「死ぬこと」を考えてしまうなんて、、

とても悲しいことだと思いませんか?

 

 

だから、

もしあなたが、介護や世話が必要になった おじいちゃん や おばあちゃん が独りで外に出かけることに悩んでいるとしても、

決して「外に出るな」とは言わないで下さい

 

お互いが不幸になります。

 

介護が必要なお年寄りは、子供と一緒。

 

お年寄りの行動制限は、いい結果に繋がらない。

しかし好きなようにさせておいても、家族は大変です。

 

では、どうするか?

 

介護が必要になったお年寄りは、子供と同じ。

お互いのストレスを限りなく減らすためには、ルールの設定が有効ですよ

 

“看る側” と “看られる側” のお互いに納得のいくルールを設けてみましょう。

 

例えば私の家では、

「祖父の外出」について、

・外に出ることは禁止せず、好きなように出かけてもいい

・だけど、出かける前にどこに行くかを教えてもらう

というルールを設けています。

 

これによって、

以前は行方不明迷子店からの「おじいちゃん来てるよ」という電話がよくあったのですが、

今ではほとんどなくなりました。

 

祖父自身も、私の畑仕事の様子見に散歩したりすることで、筋力の低下が抑えられ、

医者から驚かれるほど元気になっています。

 

ルールを設ける時の注意点。

 

“看る側” と “看られる側” の関係を円滑にするために、ルール設定は有効です。

 

しかし注意点として、

ルールを一方的に決めないようにしましょう

 

子供なら「親が決めたルールに一方的に従わせる」ということもあるかもしれませんが、

介護が必要といえど、お年寄りは大人です。

 

“介護が必要なお年寄りは子供と同じ” とは言いましたが、

それは「子供と同じように扱う」ということではないんですね。

 

あなただって、家族から子供のように扱われたら、いい気持ちはしないでしょう?

お年寄りも一緒ですよ。

 

 

あくまで自分よりも目上の人に対する敬意は忘れずに、

その上で「子供だったら必要なルール」を話し合って決める

 

そうすることで、お互いに納得のいくルールが設定でき、

そのルールを守って日々を過ごしていくことができます。

 

 

一方的に行動を制限することも、

一方的にルールを決めることも、

長い目でみればお互いのためにはなりません。

 

「あなたがお年寄りの立場だったら、どう感じるか?」

そういう視点で接してみると、きっと上手くいきますよ。

 

 

 

ちなみに、、

“お年寄りを自由に外出させること” について、

「他人やお店に迷惑をかけることがあるかもしれない」

と考える人もいるでしょう。

 

その点について、私は次のように考えています。

 

「外に出てもいい」というルールを決めたのは私たち家族。

だからその結果、他人やお店に迷惑をかけた場合は、私たちが謝り、責任をとる

 

それが、かつて幼い私たちを育て、守ってくれた家族に対する “感謝の形”

 

それが嫌ならば、家で見るべきではない。

お互いに不幸になってしまう。

 

 

一般的に、子供が人に迷惑をかけた時は、親が謝ります。

それは介護も同じだと思うんです。

だから、面倒を見てる人が頭を下げる。

 

それが「面倒だ」「イヤだ」というのであれば、

素直に「私たちは看れません」と伝え、老人ホームなどに入ってもらいましょう。

 

その方が、お互いにとって幸せです

 

私は「面倒」や「イヤ」とは思いません。

 

なぜなら、人は生きてるだけで人に迷惑をかけるものですから。

常に誰かに迷惑をかけて生きているのだから、誰かの迷惑も受け入れよう

そう考えてるんです。

 

この考え方が、同じように悩む誰かの参考になれば。

 

それでは。

 

 

 

家族の介護生活を円滑にしたいと思うのであれば、

こちらも参考になるかもしれません。

『自宅での介護 初めての人が知っておくべき11のこと』

Leave a Reply

*

Facebookでコメント

スポンサード リンク
Return Top