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初心者 簡単なカボチャの育て方(ベランダ プランター編)

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初心者 簡単なカボチャの育て方(ベランダ プランター編)
この記事の所要時間: 1351

「今年の夏はベランダで野菜を作ろう」

「だけど何を作ろうかな〜?」

 

そんな人には “カボチャ” なんてどうでしょうか?

小さな品種ならベランダでも問題なく作れますよ。

 

この記事では、

ベランダのプランターでカボチャを育てる方法を紹介します。

収穫後、室内で保管しておけば1月ごろまで保存できます

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用意するもの。

 

ベランダの空間は限られています。

限られた範囲を効率よく使い、出来るだけ多くのカボチャを作るために、以下のものを用意しましょう。

大型のプランター

2015_02_09_1_2

深型プランター(支柱穴アリ)

カボチャは主根が深く伸び、側根は広く浅く伸びていきます。

根が十分に広がらないとツルや枝も大きくならないので、根が広がるような大きめのプランターがオススメですよ。

 

実際に作ってみたところ、85型以上のサイズであれば問題なく作れました。(土は50Lほど)

それ以下でも育ちますが、株全体が小さくなり、実の数が減ります。

 

また、カボチャの成長を考えると、プランター1つに1本までにしておきましょう。

プランター内が窮屈になると成長不良に繋がりますし、葉が密集していると病気の原因となります。

培養土:50Lほど

プレミアム培養土

プレミアム培養土

基本的に夏野菜用の土であればどれでも構いません。

初めから肥料の含まれる “培養土” がオススメです

化成肥料

2015_02_06_1_4_2

乾燥と肥料不足に強いカボチャですが、少量の肥料を与えた方が成長が良くなります。

やりすぎはNG。

(5-5-5や8-8-8が何にでも使えるのでオススメです)

太めの支柱2本、ネット1つ

2015_02_09_1_5

カボチャはツルを伸ばして2m以上に大きく育ちます。

ベランダ内を好き勝手伸びられると厄介なので、支柱とネットを使ってツルの伸びる方向をコントロールしてあげましょう。

 

支柱は太目(Φ11mm)で長さは150〜180cmほど、ネットの長さは1m×2mのものがオススメです。

ネットは100円ショップで手に入りますよ。

ガーデン・タイ

2015_02_09_1_6

ネットと支柱を固定するために使います。

内部に針金が通っており、片手で切って使えるのが便利ですね。

以上5つが揃ったら、カボチャの苗を買いに行きましょう。

 

 

初めては苗で買う。選び方は?

 

カボチャに限らず、

「初めて野菜を育てる」

「まだまだ栽培は初心者」

という人の場合、種ではなく苗での購入をオススメします

 

というのも、

苗から育てた方が病気や枯れに強く、安心して育てる事が出来るからです。

 

種から育てた方が安くはつきますが、安定して大きな苗を育てられるとは限りません。

特に “発芽〜植え付け” までの気温が低い時期の育成が難しく、この時期にしっかり強い苗に育てないと、植え付けても大きくならないか、大きくなっても病気などにかかりやすくなります。

 

失敗したくなければ、苗から育てるほうが良いですよ。

 

 

また、苗を選ぶときは

・茎が太くまっすぐ

・茎の節と節の間隔が狭い

・本葉が4,5枚で、しっかり広がっている

の3つの条件を満たすものを。

 

間違っても “茎が変に曲がっている苗”“葉やツルが枯れている苗” を選んではいけませんよ。

 

オススメの品種は?

 

カボチャは多くの品種がありますが、大きくは “栗カボチャ” や “赤皮カボチャ” に代表される「西洋カボチャ」と、”カボチャ” や “小菊カボチャ” に代表される「日本カボチャ」の2つに別れます。

 

私は両方栽培したことがあるのですが、栽培難易度はどちらも変わりませんでした。

(若干日本カボチャの方が寒さに強いかも・・)

 

ただ、西洋カボチャホクホク食感で甘みが強く、崩れやすいためグラタンやケーキやサラダに向いており日本カボチャネットリ食感で甘みは薄め、崩れにくいため煮物や団子のつなぎに向いている、という違いがあります。

 

個人的には、味がよくて様々な料理に使える西洋カボチャが好きですね。

 

 

初めて〜初心者の方なら、

坊ちゃんカボチャ

栗坊

赤皮栗カボチャ

のいずれかをオススメします。

 

どれも味がよく、1本の苗から10〜15ほどの実が採れます。

(通常の品種も小型の品種も、できる実の数はほぼ同じです)

 

 

かぼちゃ栽培のコツ

 

かぼちゃを育てるときは、次のことを守りましょう。

・気温が低い間は防寒する

・肥料をやりすぎない

・手で受粉させる

 

かぼちゃの栽培で失敗するパターンは主に3つで、

寒さによる枯れ

肥料過多による雌花と実の落下

受粉失敗による雌花と実の落下

のいずれか。

 

かぼちゃは “南瓜” と書くように、南国産の野菜で高温を好みます。

根が深く広く伸びてしまえば寒さにもある程度の耐久力を持ちますが、株が小さい間は寒さで枯れてしまうことがあります

 

植え付け後、気温が高くなるまでは防寒対策をしておきましょう。

(詳しくは後述)

 

 

また、肥料が多すぎると雌花と実が腐って落ちてしまいます

追肥の量とタイミングについても後述するので、確認しておいて下さい。

 

 

そして多くの初心者が戸惑うのが受粉

かぼちゃやズッキーニは他の夏野菜と違い、雄花と雌花が別れて咲きます。

2015_02_27_1_2

 

畑などで栽培する場合は蜂などが受粉してくれますが、ベランダなどの虫がこない場所で栽培する場合は手で受粉してやる必要があるんですね。

こちらのやり方も後ほど詳しく説明します。

 

 

 

植え付け(5月上旬〜5月下旬)

 

苗への負担を減らすため、苗の植え付け(プランターに植える事)は暖かく、晴れた日の午前に行います

気温が低いと枯れるため、最高気温が15~20℃になってから植える事をオススメします。

植え付けのやり方

①プランターに土を入れて真ん中をくぼませる。

②苗をカップから取り出し、土の1/3ほどを落として根を出す。

③①のくぼみに苗を植え、土をかぶせて根元を手で軽く押さえる。

④プランターの端に支柱を立て、ベランダの壁や窓枠に立てかける。

(真っすぐ立てると風で倒れます)

⑤支柱にネットを張り、ネットが外れないようにガーデンタイで止める。

⑥水をたっぷり(プランターから水が流れ出す程度)やる。

 

寒い地域で栽培する場合、または平均気温が低いうちに植える場合、④と⑤は行いません。

そのかわりプランターの四隅に4本の支柱を真っすぐに立て、その周りをラップで3重ほどに覆って下さい。(下端は土から3cmほど離し上は開けておく)

田舎の畑でよく見る光景、通常は肥料袋を使います

例)田舎の畑でよく見る光景、通常は肥料袋を使います

こうする事で防寒・防風になり、苗が枯れるのを避ける事ができます。

 

植え付けからしばらく経ち、平均気温が20℃を超えるようになってきたらラップを外し、上記の④と⑤を実施しましょう。

(苗横の支柱は残し、プランター四隅の支柱は外す)

 

 

収穫までの世話

 

カボチャは日光が大好きなので、日当りの良い場所で育てます。

 

水やり

カボチャは乾燥にとても強いため、水やりはあまり必要ありません

 

毎朝プランターを確認し、“土が乾燥してヒビ割れている” または “苗がシナッとしている” のであれば水をやりましょう。

土が乾燥していると水を吸収しにくいため、2,3分の間隔をあけて2回にわけて行います。

 

水やりが多すぎると根腐れやウドンコ病などの原因になります。

「あ、忘れてた」

というくらいで丁度良いので、あまり気にせずに。

 

親ヅルを伸ばしてから→子ヅルを伸ばす

株が小さいうちに子ヅルが伸びると、栄養が分散されて全体の成長が悪くなります。

親ヅルの先端がネットの上端に達するまでは子ヅルを一部取り除きましょう

摘心のイメージ図

摘心のイメージ図

 

 

摘心(てきしん)する

親ヅルの先端がネットの上端(あなたの目の高さでも可)に達したら、ツルの先を摘心(取り去る事)します。

これによって子ヅル・孫ヅルの成長が促され、横に広く伸び、実をつけるようになります。

 

雌花と実を摘む

上のツルを取り除く作業と合わせ、土から高さ30cm以内にできた雌花のつぼみは早いうちに取り除きます。

特に1つ目の実は大きくなりませんし、2つ目以降の実の成長に悪影響を及ぼします。

1つ目の雌花と実は見つけ次第取り除きましょう

 

追肥(ついひ)

1つ目の雌花と実を取り除いたタイミングで追肥を行います。

分量は少なめで、1株につき化成肥料を小さじ1程度

葉に触れないように、根元に撒いておきましょう。

 

ただし、湿度が高いと肥料が腐って病気になるため、梅雨に入っていた場合は絶対に肥料をやらないように

梅雨があけてから同量を追肥します

 

2回目以降の追肥は「成長速度や実のつきが遅くなった」と感じたタイミングで。

同じく小さじ1杯程度を根元へ撒いてやります。

 

受粉

かぼちゃをベランダなどで栽培する場合、人工受粉が必須です。

2つ目以降の雌花と咲きかけの雄花のつぼみがあるタイミングで受粉を行いましょう。

 

受粉のやり方

①受粉は花粉の鮮度が良い午前中に行う。

②咲きかけの雄花のつぼみを取り、花びらを取り除き、おしべを露出させる。

(既に咲いているものより、咲く直前のモノが良い)

③咲いている雌花のめしべにおしべをグリグリと押しつける。

2015_02_27_1_3

 

もし、雄花と雌花の咲くタイミングが合わない場合、先に咲いた雄花や花粉を冷凍保管する方法もあるようです。

成功率は高くはないようですが、「タイミングが合わない」という人は試してみても良いかもしれません。

 

葉を摘む

7月に入るとカボチャの成長速度が増し、葉のサイズが大きくなって量も格段に増えます。

葉が混んでくると採光と風通しが悪くなり、落花や不良果・病気などに繋がるため、古くなった葉や枯れた葉、重なっている葉を摘みとりましょう。

収穫時期

受粉が成功していた場合、雌花の下の実が大きくなってきます。

(失敗した場合は茶色くなって腐り落ちる)

 

実が大きくなり、実の付け根の茎に茶色いスジが入り始めたら収穫のタイミング。

付け根を鎌やハサミで切り取りましょう。

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収穫直後は水っぽくて味が薄いため、1週間ほど日陰で乾燥させてから食べます。

1ヶ月以上おくと甘みが増して美味しくなりますよ。

 

保管

乾燥後はそのまま保管しておけますが、気温が低いと腐り始めるため、屋外保管は11〜12月まで。

それ以降は段ボールに入れて室内で保管します。

 

屋内で保管しておけば1月末ごろまでは美味しく食べられます。

全体の色が黄色くなり始めたら味が落ちてくるため、内側と外側の皮を厚めに削って食べて下さい。

 

 

 

かぼちゃは気温が高い間は実がなり続けます。

私の家では10月下旬まで取れてました。

(実のサイズは小さくなりますが)

 

花が咲かなくなったら収穫はおしまい。

病気や虫を防ぐために早々に刈り取り、土と一緒に廃棄

支柱やネットも解体しましょう。

(病気や連作障害のリスクがあるため、土は廃棄します)

 

鳥獣害・虫害・病気の対策について

 

鳥獣害

カボチャは甘いため、稀にカラスやネズミなどに狙われる事があります。

といっても頻度は低いので、別段対策は必要ないかと。

 

虫害

ベランダでかぼちゃを栽培する場合、基本的に虫の被害はほぼありません。

ただ、稀にアブラムシが出ることがあるため、その場合は以下のスプレータイプの農薬をオススメします。

私が使っているもの

私が使っているもの

直接かからなければ効果はありませんが、食品添加物にする成分でアブラムシを窒息させるタイプなので収穫前日まで何度も使えて実に残らない点が便利です。

1回でほぼ死滅するので、4,5日空けて2回使えば完璧ですよ。

 

病気

カボチャの病気は色々あるのですが、初心者の家庭菜園下では「うどんこ病」がよく発生します。

 

「葉に白い点が発生し、葉や株全体に広がった」

という症状が出たら、ほぼ確実にコレですね。

 

 

この病気はカビが原因で、適度な温度と高湿度が続く梅雨時期に多く発生するのですが、

酷くなると株全体を覆い尽くしたカビによって光合成が阻害され、枯れてしまうことも。

 

しかし一方で高温や乾燥に弱い病気なので、梅雨があけて暑く晴れた日が続けば自然と治ります

 

そのため特別な対策は要らず、白くなった葉や茎を取り除く程度で十分。

初めて栽培する人や、栽培に慣れていない人は不安でしょうが、基本的に放置で構いませんよ。

 

 

 

これは他の夏野菜でも言えることですが、“家庭菜園レベルでは病気に高額な農薬なんざ不要” です。

 

大抵の病気は

・病気の葉や実を全てちぎってゴミ箱に捨て

・日の当たる場所で水を減らして乾燥気味に育てる

ことで治りますから。

 

かぼちゃは元々生育が旺盛なので、葉の半分以上を失ってもなんとか元に戻ります。

(親ヅルはよほどのことがない限り切らないで下さい)

 

その際に大切なのは、

・病気の部分を健康な枝に触れさせないこと

・病気の可能性のあるものは思い切って全て捨てること

の2つ。

病気が発生した場合は徹底的にやりましょう。

 

 

また、もしこれで治らない場合や、茎の根元や土が病気になっている場合、素人がそれ以上手を出したところで無駄です。

諦めて土ごと廃棄してください。

 

 

 

長く保管でき、お菓子や料理と幅広く使えるカボチャは家庭菜園にオススメ。

今年の夏、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

それでは。

 

 

 

ちなみに、、

「庭を畑にしたい」という人はこちらを参考にどうぞ。

実際に庭の一部を畑にしてみました。

 

 

野菜作りをするなら1冊は持っておくと便利です。

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