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まず、オランダ人男性はロマンティックを知りません。
付き合っている女性に対し、“高価なプレゼントを送ったり”、“高級ディナーに連れて行ったり”、“夜景が綺麗なデートスポットに連れて行ったり” ということは、めったにありません。
しかし、彼らは平等に、真摯に女性に接します。
彼らはパートナーを「ダイヤモンド」のような “距離をおいて大切にするもの” ではなく、「親友」のような “自分の隣にいて大切にするもの” と考えているのです。
このような考え方は、オランダの宗教的歴史からきていると言えます。
オランダはカルヴァン主義です。
「節制」と「平凡」が美徳であり、どれだけ忠実であるかが重要とされます。
そして、オランダ人は「周りと同調すること」「みんなが同じであること」に固執しません。
男性が “花束を与えること”、”仕事に野心的であること” が典型的であっても、個性を持ち一人一人違うことに重きを置きます。
オランダ人にとっては、各々がベストであると考えることをする、それだけです。
そう、オランダは超・個人主義なのです。
そして、先ほども紹介しましたが、外に出かけた時に “男性が女性におごる” というのは稀なことです。
(学生や休職中の場合は例外ですが)
男女共に、基本的に平等に接し、レディーファーストもあまり見かけません。
バーなどで話しかけるのも男性からとは限らず、女性が来るのを待ってる男性は沢山います。
そして、男性は女性の意見に耳を傾けてくれます。
家事も分担で、「料理は女性!」と思っている人はかなり少数派です。
さらに、ベッドで主導権を握るのも男性ではありません。
女性が喜ぶことを時間をかけてしてくれるのがオランダ人男性です。
「女性には家庭に入って落ついてほしい」と思っている男性も非常に少ないです。
恋愛関係は非常に自由です。
「彼氏・彼女が束縛する」という話も、ほとんど聞きません。
お互いを信頼し、パートナーに忠実なのです。
それが人によっては、「つまらない」「ロマンチックではない」と不満に感じるかもしれません。
しかし、それは “付き合い始めたばかり” の話。
長く付き合い、同棲・結婚も視野に入れた時、『お互いに相手を信頼し、忠実である』というのが重要になってきます。
同棲や結婚は、どちらかが相手を養うという形では長く続きません。
「私一人じゃ何もできないの。あなたがすべて♡」という女性がパートナーでは、相手の男性も辛くなってしまいます。
そのためオランダでは「自分の人生は自分で作る」「人生謳歌してる!楽しんだもん勝ち!」という女性が多いですし、それが当たり前なのです。
オランダ人を見ていて思うのは、常に冷静であるということです。
メッセージで一喜一憂したり、パートナーの言動に動揺したりすることもあまりありません。
オランダ人は恋愛関係において、非常に落ち着いていて、興奮することも見かけません。
感情的になっていると、論理的に諭してくれるのが、恋愛関係におけるオランダ人。
年下なのに、年上に見えることも多々ありますし、とても頼りになりますよ。
以上、オランダ人の彼氏・彼女の恋愛観について紹介しました。
これらの内容は、自身の経験とオランダ人の友人からの話を元に、オランダ人に対する固定観念を排除しつつ、あくまで一般論として書いています。
当然、同じオランダ人であっても個人差があり、これら内容が当てはまらない人もいます。
ただ、これらがオランダでは当たり前、当然であることがわかっていただけたら嬉しいです。
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