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スノーボード・スロープスタイルはタイムではなく、
採点で順位を決める種目です。
滑降しながら、
コースの上から下まで連続的に設置されたジャンプ台やジブアイテムと呼ばれる障害物でアクロバットな技を繰り出し、
演技のポイントを競います。
以前紹介したハーフパイプや、
日本の女性選手が活躍するモーグル、
空中で何回転もひねるエアリアルなどと似た種目ですね。
(モーグルはタイムも重要ですが)
ただ、モーグルやエアリアルと違うのが、
その飛ぶ回数。
今回のコースでは、
大きく分けて”レール”と”ジャンプ台”の2つのセクションに別れます。
その各セクションにジャンプポイントが3つあり、
計6回も飛ぶことになるんですね。
(モーグルは2回、エアリアルは1回)
しかも、斜面は急。
自然とスピードは上がるため、
雪質に合わせたスピードコントロールが求められます。
また、
レールとジャンプ台が3つ続くため、
飛ぶタイミングと着地のタイミングがとてもシビアになることでしょう。
そんな中、
各選手達は、
場の観客や、テレビの前の私たちを魅了するジャンプを見せてくれます。
1つのジャンプ台の大きさは、25メートル以上。
小学校のプールを軽く飛び越えます。
滑りに使うボードは、
ツインチップという、前と後ろが反り返った板。
つまり、
前からだけでなく、後ろから飛ぶ技もみれるかもしれません。
エンターテイメント性がとても強い競技なため、
「他と違う」という点が評価されるんですね。
それは、
ジャンプ台の飛び方だけでなく、
障害物間の滑り方、レールの使い方なども含まれます。
見ている私たちが『ワクワクする』。
そんな滑りを見せてくれる選手が、優勝を掴むことになる競技です。
全ての選手の滑りを見たいところですね。
先日、ハーフパイプの記事で『平野歩夢』選手を紹介しました。
▷日本人最年少メダルなるか!?「超」注目のハーフパイプ 見どころ、テレビ放送は?
その記事で「天才」という表現をしたのですが、
「天才」は一人ではありません。
日本からは、もう一人の「天才」、
若干17歳の『角野友基』選手が参戦します。
今回のソチ五輪、スロープスタイル競技において、
彼は日本唯一の強化指定選手です。
その才覚は凄まじく、
8歳の時に父親の影響でスノーボードを初め、
▷小学生の間にプロ契約、
その後、世界を転戦し、
2012年、
北京で開催された「AIR&STYLE Beijing」で、
▷”バックサイド・トリプルコーク1440″(後ろから飛んで、横4回転縦3回転)を決めて優勝、
▷レッドブル・アスリートの一員に加入、
さらに、
▷2013年3月のFISワールドカップのスロープスタイルで優勝、
という経歴です。
「横4回転、縦3回転ってどんな感じ?」という方に、分かりやすい動画を探してきました。
(滑りは25秒から始まります。横からのスロー再生は50秒から)
これが、
2012年、角野選手が北京で魅せた”バックサイド・トリプルコーク1440″です。
もう、異次元ですね。
生で観たら、確実に鳥肌モンでしょう。
こんなジャンプが3回も観れて、
さらにレールが3回。
かなり贅沢な種目といえます。笑
一方、アメリカからは、
“キング・オブ・スノーボード”がスロープスタイルに参戦します。
トリノ・バンクーバー五輪のハーフパイプで金メダルを勝ち取った、
『ショーン・ホワイト』選手です。
彼については、多くを語りません。
この滑りを観てもらえれば、その二つ名の意味が分かると思います。
▷バンクーバーオリンピック、ハーフパイプ決勝
(滑りは37秒ごろから始まります)
良い意味で、
滑りの安定感が異常です。
ただ、
この種目は、あくまで『スロープスタイル』。
ハーフパイプとは違います。
スロープスタイルで世界を極めた『角野友基』選手と、
オリンピック・ハーフパイプ2度の金メダリスト『ショーン・ホワイト』選手。
果たして、どんな結果になるのか?
私は楽しみで仕方ありません。
スノーボード・ハーフパイプ、スノーボード・女子パラレル大回転/回転と同様、
TBSが中継をしてくれます。
以下、追記。
2月6日(木)
▷スノーボード 男女スロープスタイル 予選
【NHK BS1のみ】日本時間 21:00〜(延長あり)
2月8日(土)
▷スノーボード 男子スロープスタイル 準決勝
日本時間 14:30~
▷スノーボード 男子スロープスタイル 決勝
日本時間 17:45~
スロープスタイルは大会2日目。
(追記:正確には2/6に予選)
競技としては初日の一番最初の競技になります!!
土曜日ですし、
多くのサラリーマンの方は観れそうですね。
午前中にやらなきゃいけないことは終わらして、
午後からゆっくり観ることにしましょう!
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