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『大学入学共通テスト』『私立英語』『国公立二次試験』でも有効です!

 

長らく実施されていたセンター試験も、2020年で終わります。

センター英語に変わって実施されるテストは『大学入学共通テスト』。2019年1月時点で高校1年の人は、共通テストを受験することになりますね。

 

さて、該当する方にとってみれば「ここで紹介する勉強法が新しい共通テストでも有効か?」という点が気になるかと思います。

 

 

そこでずばり答えると、私は『有効だ!』と断言します。

 

 

なぜなら、今回紹介する勉強法はセンター英語だけに有効な「テクニック的な勉強法」ではなく、「言語の基礎力を高める勉強法」だから。

 

センター特有の「選択型」だけでなく、英作文などの「記述式」も対策してますしね。

 

 

正直な話、この勉強法は「言語」というもの全てに有効です。

なので英語だけにとどまらず、古典や第二外国語などでも使える方法なのです。

 

当然、近道的なことはありません。

ゴリゴリ道を掘るような内容ですが、その分、やれば確実に身につきます。

 

ですから、安心して実践してみてください。

 

 

今、英語と国語が苦手な人は、むしろチャンス。

 

まず、受験において知っておいて欲しいことがあります。

 

それは、受験は総合点で決まるということ。

 

私立入試などは別ですが、センター試験や国公立二次試験では、総合点で合否が決まります。

 

つまり、苦手や弱点を潰せた人が幸せになれます

 

なぜなら、試験には点数の上限があるから。

 

受験生全員が、1〜2年という決まった期間内で勉強し、100〜200という決まった点数内で競い合います。

 

その中で、8割とれる科目を9割に上げる労力と、4割しかとれない科目を7割とれるようにする労力は、ほぼ同じ

(あくまで、私の経験ですが)

 

「最初から、あの私大の特定の学部を狙っている」というのであれば別ですが、センター試験国公立の受験を考えているのであれば、苦手を潰して総合点の底上げを狙った方が、受験は成功しやすくなります。

 

そういう意味で、今「国語や英語が苦手」という人は、チャンスですよ。

 

この2科目は200点満点で総合点を増やしやすい科目。

 

「今苦手」というのは、伸びしろが多いということです。

まだまだ、これから化けることが出来ます。

 

ということで、今回は英語の伸ばし方について、まとめてみます。

それでは、どうぞ。

 

 

すぐに結果は出ないもの。

 

先に言っておくと、、

英語は勉強を始めても、すぐに結果が点数に表れません

 

その理由は、『英語はバランスの科目』だから。

 

私たちの日本語でもそうですが、日本語を理解するためには、単語文法の2つをバランスよく勉強する必要があります。

どちらかだけを覚えても、日本語は理解できるようにはなりませんよね。

 

英語も同じで、勉強すべきは単語文法の2つ。

さらに言えば、受験においては英作文長文対策も入ります。

 

英単語英文法英作文長文対策の4つ。

英語の勉強は、この4つをバランスよく勉強することで、安定して高得点をとれるようになります。

 

イメージとしては、「四角い水槽の4辺」のそれぞれが、英単語、英文法、英作文、長文対策で、英語の点数は、水槽の中に入れられる水の量です。2014_01_31_01_2

 

それぞれのが高くなれば、入れられる水量(点数)は増えます。

しかし、一辺でも低いところがあれば、水はそこまでしか入りません

 

英語は、そういう科目です。

 

それじゃあ、具体的にはどう勉強するか?

順番に説明しますね。

 

 

英単語の勉強法

 

先ほど話した、英単語、英文法、英作文、長文対策の4つ。

この中でとにかく時間がかかるのが、英単語です。

 

英単語の勉強だけは、一番最初に始めましょう

 

早ければ、早いほど、いいです

私は、高校2年の3月に始めました。

 

その勉強のポイントは、

・単語帳は2000文字くらいの物を1つだけ

・単語を発音して覚える

・同じ単語を3回繰り返す。

の3つです。

 

◆単語帳は、必ず1つだけ

その1つを、ひたすら覚えます。

「みんなが使ってるから」という理由で、受験中盤で変えるのはNG。失敗しますよ。

 

2000文字くらいのものであれば、なんでもいいと思います。

ちなみに、私が使ったのは、河合塾出版の”英単語2001″でした。

2014_01_31_01_2

初級、中級、上級、エキスパートの4段階に別れていて、中級までをマスターした時点で、マーク式の実力テストでは8割をとれるようになりました。

偏差値は62くらい。

上級をマスターした時点では、センター満点が狙えてましたね。

 

各単語の意味発音+派生語や、単語を使った特殊な言い回し熟語なども書かれています。

慣れてくると、辞書としても使えますよ。

 

単語帳によっては、“単語の覚え方”などが書かれてる物もあるのですが、それが役立つのは最初だけ。

受験後半では、むしろ邪魔な情報になります。

 

これはシンプルな内容だからこそ、最初から最後まで使えました。

個人的に、とてもオススメです。

 

 

(追記)

母が塾講師をしているのですが、DUO3.0という単語帳も「とても良い」という評判です。

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別売りの暗記用CDと合わせることで、単語と文章を自然と覚えられるとか。

DUO 3.0 / CD基礎用

DUO 3.0 / CD復習用

中身を確認してみましたが、かなり完成度が高いです

若干高価ですが、人生の転機である大学受験を成功させたいなら、試してみる価値はあるかと。

 

◆発音して覚える

そして、単語は発音して覚えましょう。

一人でやってもいいですが、友達とゲーム感覚でやると、はかどります。

 

その手順は、

①今日覚える範囲を決める。

②日本語訳をみて、英単語を発音しながら覚える。

③英単語部分を隠し、日本語訳を言えたら、オッケー。

という感じ。

私は、友達と毎朝簡単なクイズをやってました。

 

自分の口で発音してみる

これ、英単語を覚えるにあたって、とても重要です。

 

自分で発音し、自分で聞くことによって、言葉はアタマに深く残ります。

 

また、繰り返すことで、英語→日本語→理解という流れではなく、英語→理解という流れが可能になります。

 

リスニングにも効果がありますし、センター英語の発音問題も、余裕です。

英単語を勉強するときは、ぜひ、単語を発音して覚えてみて下さい。

 

◆3回繰り返す

英単語は、古典の単語以上に覚える量が多く、1回では覚えきれません。

 

そのため、3回繰り返すと確実です。

 

2回目、3回目は、派生語や熟語も覚えてみましょう。

 

繰り返す順序は、上の”英単語2001″を例にすると、

初級1回目

⇒中級1回目+初級の2回目

⇒中級2回目

⇒上級1回目+初級3回目

⇒エキスパート1回目+中級3回目

⇒上級2回目

⇒エキスパート2回目

⇒上級3回目

⇒エキスパート3回目

という流れが点数にも反映されやすく、効率がいいです。

 

その理由は、上にも書いたように、受験途中の進研模試や全統模試などの模擬センター試験で、結果が出やすいからです。

 

特に、上位校をE判定から目指す場合、途中である程度の結果が出てこないと、学校側から志望校を変えられる可能性もあります。

 

そうならないためにも、まずは基礎単語をマスターしてしまいましょう。

他の英単語帳も同じような区分になっているので、同じように進めるといいですよ。

 

ちなみに、”英単語2001″のページ数は368P。

実際の英単語のページは340Pほどですね。

 

3回繰り返すとなると、

340P×3回=1020P

 

それを、遅くとも11月末には終えておきたいので、4月から始めると8ヶ月、244日。

単純計算で、 34週間と少し

 

1020P÷ 34週=30P/週

つまり、4月から毎週30ページずつ覚えていけば、11月末時点で単語帳が終わります

 

もっと早く終わらせたければ、始める時期を早めましょう。

ゆっくりやりたい人も同様です。

最初に書いたように、私は高校2年の3月に始めました。

 

また、単語帳を最後まで覚えて、それでも知らない単語も出てきます。

 

だけど、安心して下さい。

そこまでやって知らない単語なら、あなたの周りも知りません

 

知らない単語に出会ったら、そのつど単語帳に手で書き込み、覚えていきましょう

 

英単語は、これだけやれば大丈夫です。

次は、文法

 

 

英文法の勉強法

 

文法も、英単語についで覚えるまでに時間がかかります

その勉強法のポイントは、

・厚い文法の教材は使わない

・英作文と合わせて勉強する

の2つ。

 

◆厚い教材は使わない

理由は、情報に無駄が多いからです。

 

文法は、教材を読むより、形の基本を覚えて⇒実際に問題を解く方が、早く身につきます。

薄い問題集をひたすら解く方が、効率がいいですね。

 

オススメは桐原書店の実践演習英文法(基礎・標準・完成)

2014_01_31_01_3

私はこれを使ってましたが、とにかく薄い。

 

それぞれ『1日1問、26日で1冊が終わる』というメリットがあり、繰り返しやることで確実に実力になっていきます。

私は、1日2問、2週間に1冊のペースで、それぞれ3回やりました。

 

文法はセンター試験と、私立や二次試験でレベルが変わりません。

そのため、文法の問題集はこれだけで十分です。

 

もし、「問題をみても全く分かりません」というレベルから始める場合は、問題と後ろの答えと解説を先に読みましょう。

 

それから、確認作業的に問題を解いてみる

私は、そうしました。

 

夏休み前に、上記問題の標準くらいまでは終わらせておきたいところです。

私は7月までに基礎+標準を3回、夏休み中に、完成を3回やりました。

 

◆英作文と合わせて

文法は、ただ問題を解くだけでなく、実際に英文を書いてみることで、身につきます。

 

英単語を話してみるのと、同じですね。

次に紹介する英作文と合わせてやってみることを、オススメします。

 

 

英作文の勉強法

 

英作文は私立入試、二次試験で必要になりますが、センターが終わってからの勉強では、遅すぎます

英文法の勉強がてら、早めに進めておくことをオススメします。

 

その勉強のポイントは、

・構文に合わせて、書き方を覚える

・Simple is the best.

の2つ。

 

◆構文に合わせて、書き方を覚える

英作文といっても、「何を勉強していいか分からない」という人は多いはず。

 

オススメは、構文の勉強ついでに書いてみることです。

 

私が使った教材は、美誠社発行の”英語の構文150″

2014_01_31_01_4

使い方としては、問題を解いてみるのではなく、例文の和訳をノートに写し、その英訳を書いてみる、というもの。

 

英作文は、実際に書いてみないと身につきません。

 

そして、書いてないと点数が安定しません

その理由は次で説明します。

 

◆Simple is the best

知ってますか?

“Simple is best.”と”Simple is the best.”は、どちらも正解だということを。

 

ですが、英作文では”Simple is the best.”と書きましょう。

不要な減点を防ぐためです。

 

英作文は減点式です。特定の記述がないと、減点されていくことになります。

また、構文ミス・スペルミスなどがあっても、減点になります。

 

つまり、複雑で長ったらしく書くほど、減点のリスクが高まる

ということなんです。

 

英作文は「短く、分かりやすく、正確に」書く。

これを心掛けましょう。

 

そのためには、覚えてる単語量と実際に書いてる経験量がものを言います。

だから、書いてないと点数が安定しないんですね。

 

勉強を始める時期は、文法と同じく、〜4月でいいかと。

11〜12月はセンター対策のため、10月あたりまでには安定させたいところです。

夏〜秋が勝負ですね。

 

次は長文対策

 

 

長文対策の勉強法

 

長文対策は、集中力対策といっても過言じゃありません。

そのポイントは、

・長文慣れ

・英単語の習熟

の2つ。

 

◆長文慣れ

「長文問題が苦手、難しい」という人のほとんどは、最後まで読み切る集中力が不足していることが多いです。

 

集中力が途切れると、「前半の話を忘れた」や「全部読む時間がなかった」というふうになります。

 

それを乗り越えるには、長文問題をたくさん解き、慣れるしかありません

 

「え〜」という声が聞こえてきそうですが、これが、単純かつ最も効果のある方法なんです。

 

楽をしようとしても、楽をした結果しか出てきませんよ。

 

解く問題は、センター過去問の6問目や、私立大学の長文二次試験の長文など、なんでもいいと思います。

 

私は、高校3年の9月から、毎日1問を解くようにしてました。

 

◆英単語の習熟

また、長文問題の対策には、英単語の習熟が効果的です。

 

“速読”という方法もありますが、結局あれも、英単語を習熟していてこそ効果があります。

 

英単語の勉強法で『発音して覚える』と言いましたが、この方法で、英語⇒理解までの速さが上がります。

すると、長文を読む速度と、読解力が上がるんですね。

 

 

その他問題について

 

◆リスニング

私の受験時は、リスニングはありませんでした。

ですが、単語を発音することで覚えていたため、外国の人と英会話できるレベルにはありました。

 

CD教材などもいいですが、自分で発音して耳を慣らしておくのが効果的だと思います。

 

◆和訳

英単語と英文法の2つの基礎ができていれば、解けない問題はほぼありません。

私は、特に勉強しませんでした。分からない単語は、文章から推測です。

 

◆センター英語

センター試験は問題の解き方にコツがあります。

解く順番のオススメは、③⇒④⇒⑤⇒⑥⇒②⇒①です。

 

①と②は、勉強している人にとっては、サービス問題です。

10分で終わります。

 

また、配点も各2〜3点と低いんですね。

そのため、最後に残しておいても、問題ありません。

肝心なのは、③〜⑥です。

 

「センター英語で8割以上をとりたい!」

そういう人は、③〜⑥は確実にとりましょう。

 

1問あたり5〜6点なので、複数ミスすると、厳しくなります。

 

最終的には、自分なりの解き方をみつけるといいと思います。

 

私の周りには、「①〜⑥を順番に」という人もいれば、「⑥から逆に」という人もいました。

 

 

受験生の背中を押すために言っておきます。

 

センターのレベルは高くありません。

基本を押さえていれば、満点も狙えます。

 

実際に偏差値45から、70まで上げた私の感想です。

 

 

最後に

 

今回は英語の話をしましたが、英語だけに限らず、受験はスケジューリングが大切です。

 

目標を定め、必要な科目、必要な点数を洗い出し、そこに至るためのスケジュールを作りましょう。

 

できたら、各科目の先生や、塾の先生にみてもらうといいと思います。

 

そして、スケジュール通りなら、勉強に対して点数がついてこなくても、焦らなくて大丈夫です。

結果はあとから着いてきます

 

私は、3月〜8月までの半年間、点数と偏差値が下がり続けました。

 

毎月の試験結果をみて、『なんでだよ!?』『これだけやってるのに!』と苛立ちと、不安がものすごかったです。

 

だけども、『自分の進め方でやりたい』と、夏休みに学校が開く夏季補講は1日も参加しませんでした

 

それを担任に伝えた時、「お前、8月の試験で上がらんかったら、、どうなるか分かっとるんやろうな?」と、まるでヤクザのように脅されたことを、未だ鮮明に覚えています。

まあ、担任も評価があるから必死だったんでしょうね。

 

ですが、自分に合ったやり方でやるのが一番です。

 

結果として、その後8〜12月まで、毎月点数と偏差値は上がり続けました。

 

大学受験の結果は、その後の人生を大きく左右します。

 

私は、受験勉強を諦めていれば、ずっとコミュ障だったでしょうし、妻とも出会っていません。

 

この時期に頑張れていなければ、大学時代や、働きだしてからの勉強も、頑張れなかったと思います。

 

受験は、進学を目指す同じ学年の生徒全員にあるイベントです。

一緒に勉強する楽しさもあるでしょう。

 

ですが、実際の結果は、とても孤独です。

 

そして、結果が伴うまでは時間がかかり、ツラく感じる期間もあります。

 

だけど、そこでめげないで欲しいんです。

 

 

今勉強してることは、大学受験だけでなく、働きだし、そして夢を追いかけようとした時の、力になります。

 

今は分からないかもしれませんが、分かるときがきます。

 

大学受験で、人生は変えられる。

 

今は理想の大学生活を夢見て、頑張ってみて下さい。

私は、努力する人を応援します。

 

それでは。

 

 

 

ちなみに、

私は大学デビュー派でした。

コミュ障から、リア充に変身(?)してます。

 

同じように、

「大学で生まれ変わりたい」

と思ってる人は、

 

こちらの記事も読んでみて下さい。

 

受験勉強のモチベーションが上がるかもしれません。

 

 

そして、それでも勉強する気持ちにならない人は、こちらをどうぞ。

 

 

▼集中力が増すα波ミュージック

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勉強前や就寝前に聞くのがオススメです。

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