
※読みやすくなった再掲記事です
幼い子どもの発熱。
初めてのときは、焦りまし、本当に不安ですよね。
38〜40℃の高熱だけど、なんだか元気そう。
それはもしかすると、突発性発疹(とっぱつせいほっしん)かも知れません。
我が家でも子供が幼い頃にあったのですが、今回は子どもが突発性発疹にかかった時の家庭での対処法について紹介します。
実は、以前この記事を書いた際、私の1歳過ぎの息子がまさにコレにかかっていました。
ある夜、熱があったので計ってみると、41℃。
私ですら経験したことのない高熱に目ん玉が飛び出そうなくらい驚きましたが、ただの突発だったようです。
突発性発疹の特徴は?
突発性発疹には分かりやすい特徴があります。
それは、
・生後6ヶ月〜1歳半までの幼児
・初めての、急な高熱(38〜40℃以上)
・ぐったりしておらず、意外と元気
・子どもが1日中グズグズする
・熱が3日ほど続く
・熱が引いた後は、体中に赤い発疹が出る
というもの。

発疹のイメージ
「幼児が高熱を出した!」「初めてで、どうしていいか分からない!」と焦るかもしれませんが、これらの条件を満たすのであれば、突発性発疹の可能性が高いです。
まずは落ちついて、一つずつ対応していきましょう。
自宅の看病で注意することは?
突発性発疹は危険性は低いですが、「高熱」には注意が必要です。
【発熱時の対応】
・水分を頻繁に取らせる
・十分に睡眠をとらせ、目を離さない
・38.5℃を目安に、ツラそうな場合は解熱剤を使う
突発性発疹の特徴として、「高熱なのに意外と元気」というのがありますが、やはり高熱には変わりなく、熱が出ることで体力は奪われます。
また、6 歳未満の幼児の場合、高熱によって痙攣を起こして意識を失うこともあったり、体温が42℃を超えてくるとは、脳や心臓などに障害が残る可能性も出てきます。
そのため、解熱剤を処方して貰うためにも、一度診察を受けておくことをお勧めします。
また、この時に知っておいて欲しいのが、①「高熱がでた」ということで病院で診察を受けたとしても、突発性発疹だとは診断されないことがあるということ、②突発性発疹の治療薬はなく自然に治るのを待つしかないということ、③それでも、解熱剤を処方してもらうために診察は受けた方がいいということ、の3つ。
初期症状の高熱だけでは、お医者さんでも突発性発疹だと診断するのは難しいようです。
実際、私の息子の件でも「ただの風邪」だと診断されました。
ですが、診察を受けて3日後に全身に発疹が出たため、突発性発疹だと判明しました。
ただ、安心して下さい。
突発性発疹は、ほとんど危険がなく、ちゃんと治ります。
そのため、予防接種もありません。
それでも「高熱」による最悪の事態を避けるため、診察を受け、解熱剤を処方してもらいましょう。
1〜3日、夜は寝れない覚悟を
この病気、親として辛いのが夜です。
というのも、突発性発疹にかかると、子どもがグズるんです。
それも1日中。
夜中も、ずーっと泣いてます。
以前、娘がかかったときは、ホントに辛かったですね。
私はまだ大丈夫でしたが、「静かな環境でないと寝れない」という人は、一時的に寝室を分けるのも手です。
日中の活動に影響が出ても困りますし、夫婦2人揃って寝不足になるくらいなら、1人元気な方が、家事の分担ができる分、まだマシですから。
一番大変なのは、ずーっと子どもに甘えられて、付きっ切りで看病してる女性です。
男性は、奥さんへのケアも忘れないようにしましょう。
被害が広がる可能性は?
突発性発疹は幼い子どもがかかる病気です。
そのため、複数の子どもがいる家庭だと、他の子どもへの感染が気になります。
結論から言ってしまうと、発疹が出た時にはウイルスはかなり減少していて、感染力は低いです。
ですが、原因となるウィルスは2種類あるため、二度かかることはあります。
二度目はあり得ます。
そのため、発熱後の 1 週間ほどは、保育園や幼稚園などは避けた方がいいですね。
しかし、かかるのは幼い子どもだけで、大人はかかりません。
お風呂は入ってもいい?
感染経路はハッキリしていないものの、お風呂からの二次感染はないことが分かっています。
発疹が出て、体温が37℃くらいに下がったのを目安に、体調と相談しつつ、お風呂に入れてあげましょう。
育児というのは、なんでも初めての経験が多いもの。
特に病気についての初めては、毎回不安になると思います。
しかし、最も不安なのは、病気にかかっている子供。
そういう時だからこそ、私たち親がそばにいて「大丈夫だよ」と言ってあげたいものですね。
ちなみに、高熱によって起きる痙攣。
こちらの記事も読んでおくと、いざという時に役立ちますよ。
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