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「お酒が飲めない」「お酒が好きじゃない」
そう言うのは、20代前半〜30代前半の若い人ほど多いです。
なぜでしょうか?
「美味しく感じるほど、飲んでないから」
それもあると思います。
ですが私が思うに、『美味しいお酒を飲んだことがないから』というのが、一番の原因だと思うんです。
というのも、私は趣味で、我が家に遊びにきた人や泊まりにきた人へ、カクテルや水割りを作って飲ませているのですが「飲めない」「好きじゃない」と言っていた人のほとんどが、私が作ったお酒を飲んで、「美味しい!」「これなら、飲めるかも!」「好きになりそう!」と言ってくれるからです。
本当に美味しいお酒であれば、「アルコールは完全にダメ!」という人以外はお酒を楽しむことができます。
ということで、簡単にできて、美味しいお酒の飲み方を紹介したいと思います。
どんなお酒でも美味しくなり、飲むのが楽しくなる魔法の飲み方。
それは、割って飲む、です。
基本は、アルコール1種類に対し、水やソーダなどの割材を1種類、そしてレモン果汁を入れましょう。
この『1+1+レモン』のルールは鉄板で、この割り方で、どんなお酒も一気に美味しくなります。
今後、飲み会をやるときは、可能なら生レモン(なければポッカレモン100)を買ってみてください。
お酒の味に慣れている方であれば、レモンを抜いて薄い水割りで飲んでみるのもGood。
そのお酒自体の美味しさが分かります。
それでは、お酒ごとにオススメの飲み方を紹介しますね。
ビールは炭酸の強さと、独特の苦味で「嫌い」という人が多いですね。
ですが、喉で飲む感覚を覚えると、夏の風呂上がりなんかには、たまらない飲み物になります。
そんなビールが苦手な人にオススメなのは、シャンディ・ガフとレッド・アイ。
両方とも、簡単に作れます。
ビールとジンジャーエールを1:1でグラスに注ぎ、泡立たないようにゆっくりとマドラーでかき混ぜる。
ホップの苦みがジンジャーエールによって和らぐため、軽く飲めます。
ビールとトマトジュースを1:1で割る。先にトマトジュースを注ぎ、そのあと泡立たないようにビールを注ぐ。あればレモン果汁をティースプーン1杯入れて。その後、泡立たないようにゆっくりとかき混ぜる。
セロリを添えたり、コショウやタバスコを入れるレシピもあり、気分が悪くても飲めますよ。
また、ドイツやオーストリアから輸入されてる「白ビール」があるのですが、白酵母で作るためアッサリとしており、オレンジピールや胡椒などが入ったものはフルーティーな香りがして、ビールが嫌いという人でも「これは好き!」と言わせるほど飲みやすいビールです。
バーに行けば飲めますし、最近は少し大きなスーパーなら売ってますよ。
アルコール度数も低めなので、「ビールを楽しみたい!」という人にはオススメですね。
下の商品が、有名どころです。
日本酒は、私も得意になるまで時間がかかりました。
というか、味も香りも幅がありすぎて、一概に『好き』とは言えないんですね。
それでも「日本酒が苦手だけど、楽しめるようになりたい」というのであれば、水割りかロックで飲むのがオススメです。
日本酒と水を1:1で割る。それ以上薄くすると、マズくなります。
また、水道水や硬水ではなく、軟水で割るのがいいですよ。
意外かもしれませんが、日本酒は水割りやロックにすることで、「苦手」という人でもすんなり飲めるようになります。
試してみて下さい。
また、日本酒は「純米酒」「吟醸酒」「大吟醸」の3種類に別れていますが、これらは原料となる米をどこまで削っているか?の違いになります。
削りの量としては純米酒<吟醸酒<大吟醸酒となる(つまり純米酒は米全体を使い、大吟醸酒は米の真ん中を使う)のですが、純米酒の方が米の風味が濃く、酒独特の香りがあり、吟醸、大吟醸になるにつれ、あっさりした風味になり、酒独特の香りが薄くなります。
ですから、酒の香りが苦手という人は、大吟醸から試してみると、おいしく飲めますよ。
オススメの日本酒は、上善如水(じょうぜんみずのごとし)と、すず音(すずね)の 2 本。
上善如水は名前の通り、冷やして飲むと、まるで水です。
すず音は微炭酸でフルーティー、女性に人気のお酒ですよ。とても美味しいので、プレゼントでも喜ばれます。
この2本は、ぜひ一度は飲んでみてください。日本酒に対する見方が変わります。
焼酎は、私が一番最初に美味しい飲み方を考えたお酒です。
というのも、学生時代の飲み会では、「大五郎」や「大樹氷」などの4リットル焼酎が飲み会ごとに2本はあり、それを『いかに苦しまずに飲むか?』ということを徹底的に考えたからです。
結論から言うと、焼酎は水割り+レモンがオススメです。
鉄板ルールですね。
焼酎:水=1:5の割合で割り、レモン果汁をティースプーン1杯分、入れて混ぜる。
この割り方で、どんな焼酎でも美味しく飲めます。
例えば、上の「大五郎」や「大樹氷」。
このお酒を知らない人に分かりやすく伝えると、『注射する時のアルコールを薄めたもの』という表現が最適です。
それほどマズイのです。
それほどマズイ焼酎でも、上の鉄板ルールに当てはめると、美味しく飲めます。
また、「焼酎を楽しめるようになりたい」人は、芋焼酎「黒霧島」か黒糖焼酎「れんと」、ジャスミン焼酎「茉莉花(まつりか)」から始めてみるといいですよ。
芋と黒糖は甘く、ジャスミンは香りがいいので、水で割るだけでも美味しいんです。
ワインは白と赤がありますが、私は白が好きです。
赤は原料にブドウの皮が含まれてるので、渋いんですよね。
ワインはそのまま飲むのが一番美味しいんですが、「アルコールが強い」という人はロックがオススメです。
日本酒と同じ理屈ですね。氷が解けて少し薄くなるだけで、かなり飲みやすくなりますよ。
そして、もっとワインを楽しむには、カクテルで飲みましょう。
今回は3種類を紹介します。
カシスリキュールとワインを1:4で混ぜる。
白ワインが本来のレシピですが、赤でも問題なく美味しいです。
食前酒として世界的にも有名ですね。
氷の入ったグラスに、梅酒とワインを1:1で混ぜる。
これ、かなり飲みやすいです。女性にも人気ですね。
ワインとトニックウォーターを2:3で割ります。
トニックウォーターは甘いソーダのようなドリンクで、スーパーでソーダの隣に売られてますよ。
この3つは、どれもハズレがありません。
人に飲ませても、喜ばれます。
学生時代は人を酔い潰す手段として楽しんでましたが、本来は味と香りを楽しむものです。
ウィスキーはアルコール度数が高めで、約40〜55度あります。
そのため、最初からストレートで飲むのは止めましょう。たぶん、咳き込んで飲めません。
ウィスキーのオススメは、やはり鉄板ルールでの飲み方!
ハイボールを作りましょう。
グラスに氷を入れ、レモンを皮付きで1/8にカットし上から絞ります。果汁だけでなく皮の汁も絞るのがポイント!
その上からウィスキーを入れ、ソーダが泡立たないように注いで、ゆっくりと混ぜる。
ウィスキーとソーダの割合は、1:4が美味しいです。
これは私の鉄板メニューNo.1なのですが、「飲みたいから寄ってみた」と、リピーターが出来るほど美味いです。
ぜひ生レモンを使って作ってみてください。これだけはポッカじゃダメです。
ちなみに、「ウィスキーを楽しみたい」のであれば、サントリー山崎の小ボトル、バランタインのファイネスト、アサヒのオールモルトあたりから始めてみるといいと思います。
いずれも飲みやすく、ロック、水割り、ハイボール、どれでもおいしいです。
こちらも参考に。
ウィスキーは、1 つ好きなものを見つけると、どんどん次が好きになりますよ。
次は、少しステップアップした、オススメカクテルを教えます。
私が作るカクテルで、特に人気のあるものを紹介します。
作って出すと、喜ばれます。
黒糖が原料のラム酒をコーラで割ったもの。
グラスにレモン果汁をティースプーン1杯入れ、ラム酒1にコーラ3を注ぎ、軽く混ぜる。
レモン果汁ではなく、ライム1/4個を刻んで入れても美味しいです。
グラスにライム1/4個を絞り入れ、ジン1にトニックウォーター3を注ぎ、軽く混ぜる。
私の鉄板メニューNo.2です。
ジンも複数の種類があり、それぞれ味が違うのですが、『ビフィーター』、『ボンベイサファイア』、『ナンバーテン』のいずれかがオススメですよ。
※行きつけのバーで教えてもらったオリジナルレシピです。ノーマルレシピより美味しいですよ。
ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、コアントローを大さじ1杯ずつグラスに注ぎ、レモン果汁をティースプーン1杯入れて混ぜます。
そこに刻んだライム1/4個を入れ、コーラを注ぎ、最後にオレンジジュースを大さじ1杯入れて混ぜます。
このカクテルは、レシピを見ても分かるように、強いお酒です。アルコール度数は25度以上で、焼酎とほぼ同じ。
ですが、口当たりが良くて飲みやすいので、ついつい飲み過ぎてしまうんですね。
女性ウケがいいので、私の中では『女殺し』と命名してます。笑
飲むときも、飲ませるときも、注意して下さい。
以上、お酒を楽しむための、おいしい飲み方を紹介しました。
ですが、「体質的にお酒が飲めません」という人も、やっぱりいます。
そういう人にオススメしたいのが、飲む側から、飲ませる側に回ってみる、ということ。
お酒を楽しめるのは、なにも飲む方ばかりじゃありません。提供する方だって楽しいんです。
イベントの参加者よりも、イベントの企画側の方が楽しいのと同じ感覚ですね。
飲み会で人気者になれるのは、
・面白い話が出来る人
・パフォーマンス的な飲みが出来る人
・おいしいお酒を作れる人
のいずれか。
私は、面白い話はできませんでしたが、周りが盛り上がる飲み方ができて、おいしいお酒を作れました。
だから、飲み会では私のまわりに人が集まりました。
学生時代だけでなく、働きだしてからも、おいしいお酒を作れる人は意外と喜ばれます。
特に、年配の人と飲むときは、飲むより作ってるほうが評判が良かったり。笑
バーテンダーの中にも、「お酒がほとんど飲めない」という人がいたりします。
ですが、彼らはお酒を提供し、飲む人を喜ばせ、会話を楽しみます。
それも一つの、お酒の楽しみ方だと思うんです。
「お酒を楽しめるようになりたい」
そう思う人は、この記事を参考に、飲むこと、作ること、提供することを、試してみて下さい。
きっと、楽しくなれますよ。
それでは。
ちなみに、お酒につきものの『二日酔い』。
お酒を楽しむには、その治し方も知っておくといいですよ。
読んでみて下さい。
▼お酒のツールが増えると、楽しくなります
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