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『治験』がオススメです。
『医療バイト』なんて言い方もされますね。
「ただ入院・通院するだけで、高額報酬」なんて話を聞いて、
興味がある人も多いんじゃないでしょうか?
ただ、「人体実験」のようなイメージがあるため、
実際に参加する人は少ないんじゃないかと思います。
果たして、その詳細はどんなものなのか?
私の体験を踏まえて、紹介させていただきます。
そもそも、治験ってどういうものなんでしょうか?
▷『製薬会社が新薬開発のデータを集めるための研究に、モニターとして参加するボランティアの仕事』です。
製薬会社にとって、人のカラダでのデータは喉から手が出るほど欲しいもの。
「その実験台」・・と言ったら語弊がありますが、「モニターとして参加します」というものです。
その内容は、
というのが一般的です。
禁止されてるのは、
勝手な飲食と、飲酒、運動くらいで、
それさえ守れば、基本的に自由です。
ゲームや漫画、携帯にPC、昼寝など、好きなことをしていて構いません。
(案件によっては、昼寝できないものもあります)
入院期間は、案件によってまちまちですが、
だいたい3泊4日〜5泊6日を2回+数回の通院というのが多いです。
また、参加条件に「持病を持っていないこと」と明記されてることも多く、若く健康で、時間のある大学生にこそ、ピッタリな内容と言えます。
(酒を飲み過ぎな人は、健康診断で落とされたりします)
次は「高額」と言われる報酬について。
もしかすると、一番気になるのはココでしょうか。笑
答えを先に言っておくと、
『最後まで参加することで、高額の謝礼を貰えます』
「高額」と言われるのは事実です。
ですが、“報酬”という表現は正しくありません。
治験はアルバイトじゃなく、あくまでボランティアになります。
だから、“報酬”ではなく、
“謝礼”という名目になるんですね。
まあ、そこらへんは企業側の都合です。
貰う側としてはどちらでも一緒なので、「医療バイト」なんて言い方をされても、仕方ないでしょうね。
また、なぜ「高額」になるのかというと、
『単純に拘束時間が長いから』です。
決して、
『危ないものを投与してるから』とか、
『カラダを使って実験してるから』とかではありませんよ。
通院は回数×日給で、
入院の場合は、入院日数×24時間×時給で計算します。
計算に使われる時給は、
600円〜900円の間と言われ、
私の場合、全て850円でした。
3泊4日が2回の場合、
850円×24時間×4日×2回=163,200円、
5泊6日が2回の場合、
850円×24時間×6日×2回=244,800円、
となります。
ここに健康診断や退院後の通院が加わり、
約2万円ほど増えます。
これが、私が見た案件で、最も多いパターンでした。
当時、スキー三昧でお金に困ってた私には、とても有り難いボランティアでしたね。笑
ここまで読んで、
「これいい!参加したい!」という人もいれば、
「こんなん無理」という人もいるかと思います。
興味のある人は、注意するポイントも知っておいて下さい。
◆事前の健康診断前の飲酒、タバコはNG。
通る場合もありますが、一緒に受けてた同期は落ちてました。
聞いたら、前日飲み会で、検診前にタバコ吸ったとか・・アホですね・・。
◆参加中はルールを守る。
ルールは守りましょう。
違反が見つかったら即退場で、謝礼も貰えません。
外出不可、タバコ、飲酒、勝手な飲食不可、
ここら辺は絶対に守りましょう。
飲み物は200mlの麦茶を1時間に1本飲まされます。
(飲まなくても問題ないことが多い)
◆採血が痛い。
笑い事じゃありませんよ。
投与してから半日ほどは、15分〜30分に1回採血をします。
そのつど針を刺すため、肘の内側はかなり腫れます。。
人によっては、手の甲から採血をする人もいるくらい。
◆入院環境はそんなに良くない。
簡単に言うと、、
飯がマズイ、ベッド硬い、行動範囲が狭い、20人くらいが同じ部屋、という感じです。
私は合宿で慣れてるので余裕でしたが、慣れてない人はホントにツラそうでした。
◆暇な時間がツラい。
だけど、ホントにツラいのはこっち。
漫画や雑誌は用意してくれてますが、2日もあれば読み終わります。
当時はPSPも持っていきましたが、なんとメモリースティックを忘れるという大失態。
PCは持っていかなかったので、丸3日間はボーっとして過ごしました。
暇が一番ツラいです。
時間つぶし対策は必須です!
◆毎月参加はできない。
そして多くの人に勘違いされてるのが、
「半月でそんなに稼げるなら、毎月行けば良いじゃん!」ということ。
1回参加したら、次回参加までは時間を空ける必要があるんです。
その期間は3ヶ月〜半年ほど。
投与する薬によって違います。
治験を仲介する団体は複数ありますが、
全団体で参加者の情報が共有管理されてるため、
「今月はこっち」で「来月はあっち」みたいなことも出来ません。
もし、治験参加中に体調不良になってしまった場合、
その治療費は全て製薬会社が負担してくれます。
また、途中で参加中止となってしまっても、
それまでの謝礼は減額されません。
そして、そもそも日本の治験のほとんどは、厚生労働省が定めた基準をクリアしてるものばかりです。
海外で新薬として使用されているものや、既に販売されてるジェネリック医薬品などが、実験薬です。
私は5回参加したことがありますが、
全てジェネリック医薬品でした。
実際、海外の治験では
「頭痛が酷くなってしまった!賠償しろ!」
という話は聞きますが、
日本の治験で
「治験の薬が原因で、体調が悪くなった」
というのは、聞いたことがありません。
(環境が原因で、というのはあり得ますが)
私のときは人の紹介だけでしたが、
今は無料会員登録したメンバー向けに、案件の紹介をしているところが多いです。
以下が代表的なところでしょうか。
▷キティちゃんがイメージキャラの日本最大級のボランティアバンク【VOB】
身長や体重、年齢や病歴などを登録することで、その人にピッタリな案件をメールなどで配信してくれます。
東京や神奈川などの関東だけでなく、九州、関西、東北の案件もあったりしますよ。
高額の案件は倍率も高く、
より製薬会社が求める条件に近い方が選ばれやすいため、
個人の情報はできるだけ正確に登録しておくことオススメします。
「学生はお金がなく、暇な人が多い」
なんて言われますが、本当に暇な人は参加してみてはいかがでしょうか?
新薬の開発に携われる、いい機会ですよ。
ちなみに、暇つぶしは「普段ならやらないこと」がオススメ。
▼これなんか丁度いいですよ
また、「なんだか、すぐにお金が無くなるなぁ」という方、
支出に落とし穴があるかもしれません。
コチラも合わせて、読んでみましょう。
▷『「なんだか出費が多い」という人の落とし穴。固定費はいくら?』
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