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1つ目『つわりは起きれないほどツラい』

 

“妊婦の辛さ” の代表として知られている「つわり」。

とにかく強烈な吐き気を感じる症状ですが、男性にはそのツラさが伝わりにくいもの。

 

私も、妻が “つわり” にならなかったので、その感覚が分からなかったのですが、大学時代の友人女性に詳しく聞くことができました。

曰く、「飲み会で記憶が無くなるほど酒を飲んで、翌朝、二日酔いで身動きできない状態」「カラダを起こしてトイレに行くのも諦める」「酷いときはそれが1週間ほど続く」「辛すぎて寝ることもできない」だとか。

 

これも酔ったことがない人は分からないかもしれませんが、“身動きできないほどの二日酔い” を何度も経験してる私がその感覚を例えると、“ノロウイルスなどによって下痢と高熱で寝込んでいて、水を飲みたいのに体がダルすぎて起き上がれない状態”“ひどい車酔いなのに車から降りることができない状態” に近いです。

 

普通に生きていれば、「起き上がることを諦める」というのは人生でそう何度も経験することではありません。

『奥さんのつわりはそれほどに辛いんだ』ということを知っておいて下さい。

 

 

2つ目『つわりで入院もありえる』

 

じつは “つわり” の原因はよく分かっていません。

また、病気でもないため「病院へ行くことは抵抗がある」という女性も多く、「つわり程度で病院って、、」という男性もかなり大勢います。(本当に)

 

しかし人によっては、『飲食がほぼ不可能』『1日に3,4回以上吐く』『体重が3〜5kgほど落ちた』『トイレの回数が激減した』などの症状に繋がることもあり、場合によっては栄養不足で入院が必要になるほど。

 

特に「体重の低下」と「トイレ回数の激減」は “栄養失調” “脱水症状” になりかけている状態で、母子ともにとても危険です。

子供の命は当然ですが、母親である奥さんの命にも関わることですので、「痩せたかな?」「ぜんぜん食べてないな」「トイレに行く回数も少ない・・」など、気付いたら即病院へ連れて行きましょう。

 

“飲めない” & “食べられない” というのは、母親にとっても胎児にとっても致命的なこと。

奥さんが「大丈夫」と言っていても、しっかり看てあげましょう。

 

 

3つ目『つわりの辛さは “休みがない” こと』

 

そして “つわり” で一番ツラいのが、2ヶ月〜2ヶ月半にかけて続くこと。

 

どんなに酷いツラい二日酔いでも、たいていは2,3日で治ります。ひどい風邪でも、1週間続くことは稀でしょう。

しかし、”つわり” は妊娠6〜7週目に始まり、9~10週目あたりでピークを迎え、14~16週目ごろに終わるという、約2ヶ月半続くのが平均的

 

もちろん、その期間全部が「起きるのを諦める」ほど酷くはないのですが、吐き気や胃のムカムカは常に感じるそう。

 

体調不良が毎日続くと、気力も萎えてしまいます。

「家事をちゃんとしなきゃ」とアタマでは分かっても、カラダと気持ちがついてこないんですね。

 

だから、もし仕事から帰ってきて家事が終わっていなくても、奥さんを責めないで下さい

「しなきゃ」とは思っていても動けないんです。決して楽をしたくてサボっているわけではない、ということを分かってあげましょう。

 

 

4つ目『”つわり” がなくても油断はできない』

 

また、全ての妊婦がつわりで苦しむわけではなく、私の妻のように全く経験しない人もいます。

ただ、そんな人でも他の危険があり、例えば私の妻の場合は “切迫流産” になりました。

 

切迫流産とは…

妊娠22週未満で出血痛みの症状を伴い、流産しかかっている危険な状態のことです。

基本的に服薬し安静にしていれば回復しますが、妊娠22週以降は切迫早産(早産しかかっている状態)になります。

 

 

“つわり” と “切迫流産(早産)” の関係性は特に無いようですが、つわりになる前の妊娠5週目や、妊娠6週目以降もつわりがない人によく見られることから、「つわりが無いから大丈夫」「今まで通り家事も仕事も頑張るわ」という女性が、多少無理をして起こることが多いようです。

 

妊娠中はいつも通りの生活ができない期間。

「本人が大丈夫だと言っているから」と放っておいては後悔することになるかもしれません。

 

切迫流産は痛みがない場合もあり(私の妻のパターン)、本人が意識していないときに、少し重いもの(掃除機など)を持ち上げる程度の刺激でも起こります。

頑張りやの奥さんが無理をしないよう、安定期に入るまでは休ませてあげましょう。

 

 

5つ目『切迫流産になった場合は、ほぼ寝たきりに』

 

もし切迫流産(早産)になった場合、1週間〜10日ほど、文字通り『ほぼ寝たきり』になります

私の妻は8日間寝たきりでした。「絶対安静」というやつです。

 

その間、基本的に起き上がっていいのは①トイレに行くとき、②飲み食いするとき、③入浴するときのみ。

それ以外は医者に禁止され、守らないと母親と子供の命が危なくなります。

 

本人は至って元気なのですが、動いてはいけない状態です。

当然、掃除や炊事、買い物などもできません。家のことを全て私たち男性がやることになりますので、そうなる可能性もあると覚えておいてください。

 

 

6つ目『マタニティーブルーは避けられない』

 

約8割の妊婦が経験するという、妊娠中の情緒不安定、マタニティーブルー

私の妻もありました。

 

一般的には “出産後に起こる症状” だと思われているようですが、じつは妊娠中、特に妊娠初期のほうが起こりやすかったりします。

特に、初めての妊娠で切迫流産などが重なった場合などは大変ですね。

 

マタニティーブルーになってしまう理由は、胎内の子供の成長に必要なホルモンを多量に分泌するため。

一時的にホルモンのバランスが崩れ、神経系が不安定になっているところに、母親になること対する不安や、いつも通りに動けないストレスが加わると起こります。

 

それまでは穏やかな女性でも、この時ばかりは別。

“突然怒鳴ったり”“突然号泣したり”“突然物を投げたり” などの行動が現れます。(私は妻に本を投げられました)

 

ただ、それは「あなたが嫌いだから」などというワケではないんですね。

本人にもどうしようもないことなんです。

 

事実、私に本を投げつけてきた妻ですが、イライラしつつも、とても不安だったとか。

一人にして欲しいのではなく、むしろ「常に夫にそばにいてほしい」と思っていたそうです。

 

これは他の女性でも同じで、世界で一番信頼できる人、つまり夫(あなた)に『出来るだけ一緒にいてほしい』と感じているそうです。

 

だから、仮にイライラをぶつけられても「ホルモンにやられてるのか、仕方ないな」という感じで受け流してあげて下さい。

じつはツンデレで、本音では、そばにいてほしいと思ってるんです。

 

 

7つ目『妊娠中は子供が求める味覚に変わる』

 

ほぼ全ての妊婦が経験するそうですが、妊娠すると味覚が変わります

例えば、「今まで魚の刺身が好きだったのに見るのも嫌になる」「無性にカレーが食べたくなる」「お酒が嫌いだったのに、飲みたくて仕方なくなる」「ジャンクフードが食べたくて仕方なくなる」など。

 

よく言われるのは “子供の好きなものが食べたくなる” ということですね。

 

味覚が変わると、自然と毎日の料理の味も変わってきます。

もしかすると、あなたの口に合わない味になることもあるかもしれません。

 

ただ、その味は子供が求めているもの。子供が必要としている味なんです。

『子供の味覚神経は妊娠9ヶ月〜10ヶ月の間に作られる』とも言いますし、妊娠期間中の味の変化には目をつむってあげて下さい。出産すれば、また元に戻りますよ。

 

 

8つ目『毛が濃くなる部分と薄くなる部分がある』

 

じつは安定期に入ったあたりから、女性の体毛には変化が現れます。

具体的には、腕や足、脇などの毛が薄くなり、かわりにへそ〜股間〜尻の毛が濃くなるんですね。

 

妊娠が初めての女性の中には、これをとても気にする人がいて、「特に夫には知られたくない」「見られたくない」という人もいたりします。

特に元々毛が濃い人は気にするようです。

 

もしあなたの奥さんが気にするような性格であれば、気付いたとしても触れないでいてあげて下さい。

私の妻曰く「男性で言えば、頭頂がハゲてきてて、それを認めたくないのに奥さんに指摘される感じ」だとか。

 

人によっては殺意を感じる人もいそうですね。

言葉と態度には注意したほうが良さそうです。

 

奥さんがイライラしてて、笑わせようと毛のことに触れた日には・・・。

奥さんの性格にもよりますが、子供が成人して孫ができるころまでグチグチ言われることになるかもしれません。

 

 

以上、妻が妊娠したときに夫である男性が気をつけるべき8つのことでした。

 

今回紹介した中のいくつかは、市や区が開催する “両親学級” でも教えてくれます。

父親・母親としての理解を深めるだけでなく、夫婦のコミュニケーションを深めることや、夫婦二人で参加することで、妊婦である奥さんが『妊娠は私一人で乗り切るんじゃない』『旦那がそばにいてくれる』『旦那と一緒に乗り越える』と安心し、ココロの安定に繋がりますので、時間を作ってでも参加してみて下さい。意外と会社を休んでも参加してる男性も多いですよ。

 

それでは。

 

 

 

ちなみに、出産すると “妻” から “母親” になってしまう女性が多くいます

しかしそれは男性側の行動で変えていくことができるんですね。

「妻にずっと綺麗でいて欲しい」なら、夫がすべき3つのこと。

 

また、いつまでも妻との夜の生活を楽しみたい人は、こちらも参考にどうぞ。

 

 

そして、つわりやマタニティーブルーの特効薬はまだ見つかっていませんが、妊娠症の軽減には葉酸をはじめとするビタミンB “群” とタンパク質の摂取が有効です。

 

ビタミンB群は単体ではなく組み合わせることで効果があります(単体で摂るとマイナスになることもあります)ので、もし食事で摂ることが難しいなら、サプリメントを利用しましょう。

妻の妊娠を機に栄養学を勉強した私がオススメするのは以下です。

 

ビタミンB群の摂取なら【美的ヌーボ】

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美的ヌーボは妻が、ソイプロテインは私が取っていますが、それぞれ1週間も続けるだけで体感できますよ。

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